『ハリって痛くないの?』 | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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よくある質問です。

『ハリって痛くないの?』…という質問をよくされるのですが、自分はいつも『昔のハリよりも痛くありませんよ』と答えています。

ちなみに大昔の話をしますと、『元祖ハリ』は『骨』でした。

ちなみに『骨針』といいまして、骨を削って鍼の形にしたものです。

実際中国で見てきましたが、「こ、これは刺されたくないぞ」と思いました 笑


中国の針(中国針という)は今でも太いものを使っています。

大体日本で一般的に使う鍼が直径0,18ミリ位ですが、中国針は0,24ミリの針を使っています。

ちなみに日本で使う最も細い鍼は直径0.1ミリの鍼で夏に飛んでいる蚊と変わらない細さです。


患者様の体質や筋緊張などに合わせて鍼の選択をしていきますのでなるべく痛みが無いように治療していきます。


ちなみに一般的に『痛い』と思っている痛みというのは、チクッとした痛みを考えると思います。

チクッとした痛みは部位によって時々起る可能性はありますが、そこは技術でカバーします。


痛みには①一次痛と②二次痛というのがあります。

予防接種シーズンですからよく分ると思うのですが、注射を打つときのチクッとした痛みが①の一次痛といいます。そこから筋膜に注射針が侵入すると時にズーンとした痛みが起こります。これが②の二次痛と言います。


鍼灸の鍼は細いですからチクッとした一次痛はほぼありません。

しかしコリに当たるとズーンとした二次痛が起こります。

更に二次痛の中でも認知覚が出る様な疼痛過敏部位に鍼がヒットすると『コリに当たった!』『そこが悪い場所だ!』と感じます。


当院独自の治療法である響鍼点治療はポイントに当てていく治療法なので、鍼のズーンとした響きをよく感じるかもしれません。

しかし100人いれば100通りの治療の仕方がありますので『あえて鍼を響かせない様にする治療』というのも行っております。

ハリ治療が初めてである。

ハリ治療を勧められたけどちょっと怖い。

ハリ治療の響きが苦手だけどもちょっとマッサージだけでは物足りない。


重い症状の方には鍼の響き感覚が早期の治療に繋がりますが、無理に刺激量を上げてしまうと『ドーゼオーバー(刺激量の超過)』という事になります。

そういう時は『ハリの刺激が苦手な体質なので少しずつ体調を見ながら刺激量を調節して治療していきます』と言っています。

こちらとしても早く改善させてあげたい気持ちも強くありますが、そこら辺は患者様にご理解を頂きまして『一般の方より少しお時間がかかるかもしれませんがなるべく早期に治りますよう努力します』とお伝えしています。


話はそれましたが、常に説明を行ってご理解を頂かないと非常に難しい治療法というのが鍼灸治療というものです。

患者様は鍼というマイナーな治療法に対して奇跡的な回復を期待して来る方もいますし、歴史ある自分の身体が簡単に治るのではないかと思っている人も多いのです。

僕は常に『鍼灸治療は患者様の自然治癒力を活性化させる手助けをするものである』と考えています。

『治している』と考えるよりも『治るキッカケ作りをさせて頂いている』と考えています。

キッカケは沢山あった方がいいですからね。


なので未熟ですが勉強します。

タイトルを忘れるほど話がそれました。

m(__)m



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