40代女性
<主訴>
肩こり・背中・首すじの痛み
時々気持ちが悪くなり、吐いてしまうこともある。
頭痛・眠りが浅い。毎日8時間パソコンをやるので辛い。
<治療>
初めは保険診療+部分鍼の治療を行ったが改善しないので自由診療での治療を進めました。
悪い症状の場合『悪くなるベクトル』と『良くなるベクトル』というのを考えなくてはなりません。
仕事などで悪くなるベクトルの方が強ければ治りが悪い、もしくは治りません。
良くなるベクトルの方が強くないと症状は治りません。
例えば悪くなるベクトルが10なのに良くなるベクトルが5だと、5ずつ悪くなります。
悪くなるベクトルが10の時良くなるベクトルを15加えれば5ずつ良くなっていきます。
そういった環境の場合は自由診療でガッチリ良くなるベクトルを与えて治療した方が良いです。
<ペインスケール>
1回目:治療後は良いがすぐ悪くなる
3回目:同じ。
4回目:自由診療で治療を行う。10→5
5回目:ほぼ完治。
<当院の保険診療と自由診療>
保険診療の部分鍼のコースですと、10分程度の手技療法と5本の鍼で治療を行います。
例えば一つの筋肉のトリガーポイントが原因となって痛みが起きているケースは部分鍼でも症状緩和に繋がりますが、大体は複合的に様々な筋肉のトリガーポイントが原因で痛みが起きています。
自由診療は大体20本程度の鍼を使って複合的に全身を診て治療していくので体の代謝機能も亢進し全身的に体調がよくなります。
個人的に自由診療でも症状緩和が難しい場合は集中鍼灸治療を勧めたりする事もあります。
中には様々な部位が悪い方には料金を頂いて60本、100本と鍼を使って治療する事もあります。
僕はスポーツをやっている方の治療の場合はスポーツをする為に治療に来ている訳ですから禁止したりする事はしません。
患者様がスポーツをして、悪くなるベクトルよりも良くなるベクトルが上回れば症状は治ります。
鍼灸治療は深部までアプローチ出来るため、強いベクトルを生み出す事が出来ます。
その為に痛覚過敏部位であるトリガーポイントを治療するのが重要なのです。
国立おざわ鍼灸・整骨院
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