治せる鍼灸師・治せない鍼灸師 | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F



鍼灸師とは①はり師という国家資格と②きゅう師という国家資格、2つの国家資格を持つ人の事をいいます。

3年間専門学校で学ぶと、1年に一回の国家資格受験資格を得られます。

それから3年間の集大成を1年に一回の国家資格にぶつけて合格すると国家資格を得ることが出来ます。


そろそろ国家試験が2月にありますのでこういった話も面白いです。

さて、『治せる鍼灸師・治せない鍼灸師』という事ですが、鍼灸師は国家資格を取ってから鍼を打てる現場に勤められる事が少ないという不思議な資格です。

鍼灸院というのは1人で経営している所が多く、新卒で学べる場が少ないのです。

鍼灸師は年々爆発的に増加しているのに現場が無いのです。

ベッド1台・3,3㎡の待合室・6,6㎡の施術室があれば簡単に開業できますから小さく開業する所が多いのです。

給料を貰って鍼も打てて、技術を向上させるという現場が少ないのが現状です。

①鍼治療を中心にした現場に就職できる
②整骨院に就職し手技療法ばかりで鍼は打っていない
③整形外科に就職しいつの間にか医療補助になる
④経験が無いまま鍼灸の教員を目指す
⑤美容系を目指す

この4つが就職先になります。

唯一鍼を打てる就職先は①のみです。

①に就職できた鍼灸師は『ツイてる』の一言です。

②③④は治せない鍼灸師への第一歩を歩み始めます。

厳しいですが自分は④の経験が無いまま教員を目指すというのが最も質の悪い鍼灸師を育てる要因の一つと考えています。

解剖学や生理学を教えるのは頭がよくて教えるのが上手ければいいですが、臨床の実技指導などは経験不足の先生が教えても生徒に感動は生まれません。

もし僕が学校の校長ならば実技指導は鍼灸院として活躍している先生を非常勤で高くても依頼して指導してもらうでしょう。

資格が取れればいいと考えている人もいるでしょうが、学生の3年間は夢や希望でウキウキしなくてはならない期間です。

毎日が楽しくて楽しくてシアワセ気分になる期間です。

学生の間に勉強しない生徒は卒業しても絶対勉強しません。

生徒も悪いです。

周りがやらない事をドンドン率先して自分で見学に行ったり自分の将来像を磨く必要があるのに与えられたものだけ消化しています。

そんなのは誰だって出来ます。

僕は学生時代『変な奴だ』と思われるくらい活動していました。

クラスでも浮いている存在でした。


話がそれましたが、『治せる鍼灸師』を目指すなら、3年間の学生期間中が勝負です。

ツキを信じながら、3年間で知識・技術・現場を血眼で大捜索するんです。

学生の3年間で全てが決まると今でも思っています。

僕の場合は鍼灸3年生の時にダブルスクールで柔道整復の1年生をやっていまして、5年間ではり師・きゅう師・柔道整復師を取得しました。

柔道整復2年生で往診専門で鍼灸院を初め、3年生でおざわ荘を学生で開業しました。学生院長をやっていました。

狂気的に鍼について調べ、病気的に書物を読みあさりました。

未来の自分はこれからですが、過去の勉強が今の自分を形成していますので変な奴と思われていた過去の自分に感謝です。


不思議と自分がシアワセ気分なら周りがちゃんと助けてくれたりしますから、これから鍼灸の学生になる人は『毎日ウキウキ』をテーマに『本気で』楽しく学生生活を送ると楽しい未来が待っています。

辛い事もあるでしょうが、それは楽しい事があるからです。



類は友を呼びますから、そんな気持ちを持った鍼灸師や鍼灸師の学生さんと一緒に働けると僕としても嬉しいですね。

まだまだ自分も勉強不足ですから色々と勉強しなくてはなりませんm(__)m


押忍。





国立おざわ鍼灸・整骨院
㈱one page




【鍼灸整骨道】国立おざわ鍼灸整骨院 株式会社one page
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