最近はインターネットで予約できるシステムがあります。
自分はそういったインターネットで予約を取るような愛の無いシステムは嫌いです。
予約とは患者様のお時間を頂くという事です。
当院に電話をしてくれた方は知っていると思うのですが、いつもご予約の電話が鳴ると、『確認してきますので少々お待ち下さい』…と言って、1分~2分程度お待たせしてしまうのです。
このアナログな予約システムには理由が沢山あるのです。
予約の前後の方の症状やいつも何分早く来るか、ゆっくりいらっしゃるか、車で来るのか、来ないのか、(駐車場の確認)雨が降っているからこの地域からくると恐らくこの位の時間がかかるだろう…などなど、他にもスタッフ間でしかわからない内容を相談しながら決めているからです。
基本的に自分の頭の中に予約状況が入っていますので、スタッフが聞きに来た時は瞬時に決定する様にしています。
どうしても予約が入れない時はスタッフ同士で一日中後悔します。
『ここにご案内できないかな?』『この方はいつも早く来られるからその後の予約ならご案内できるのでは?』など、ご予約を断ってしまった後も話し合います。
当院では予約優先制というシステムを取っており、ご予約をして頂いた患者様はご来院後、目標3分以内にご案内します。夏場は少し待合室でゆっくりしてからご案内するので5分以内にご案内する様にしています。
予約が無い状態でご来院された時も、瞬時に受付にスタッフが集まりミーティングして待ち時間が少なくかつ、ご予約をしてくださった患者様のご迷惑にならない様にご案内できるよう瞬時に判断します。
予約が無い状態でご来院された方が『悪かったかな…』と思って頂かない様に。
ご予約をしてご来院された方が『予約したのに…』と思って頂かない様に。
ブログでは語れない当院独自の瞬間ミーティングが開かれます。
初めての患者様の電話でも、声の感じや今電話の向こう側でどの様な表情をしているのか、今までどんな治療の歴史があるのかを瞬時に判断して、問診に時間を取れる時間帯などを選ぶこともあります。
…というこだわりの理由がありまして、当院では恐らくずっとデジタルな予約をする事は無いでしょう。毎回電話で『聞いて参りますので少々お待ち下さい』というでしょう。
電話をかける…と言うのは患者様にとっては①治療を受けようと思う②電話を手に取る③電話番号を探す(診察券を見たりする)④相手が出るまで待つ⑤予約が取れるか聞く…という5つのステップがあります。
ネットで予約を取る…と言うのは患者様にとっては①ネットを開く②空いている時間を自分で探す③クリックする…という3つのステップで自分で出来るという利点があります。
自分はこの利点を捨てて、あくまで『電話での予約』というのにこだわっています。
その方が愛があっていいのです。アナログですが…
国立おざわ鍼灸・整骨院
㈱one page

