交通事故の症例報告です。
≪主訴≫
車を運転中後ろからかなりのスピードで追突され、それ以来頭痛・メマイ・朝起きられない・頭の不安定感がある。左上肢の痺れもある。
≪罹患筋≫
肩甲挙筋・頸部半棘筋・多裂筋(胸部も含む)
≪治療≫
頸部・棘突起直側・肩甲骨周りのトリガーポイント鍼灸治療
≪ペインスケール≫
1回目…かなり良い
2回目…治療後にすぐ戻ってしまう。
3回目…頭の不安定感が良くならない。
4回目…全体的に良くなってきているがまだかんばしくない。
現在治療中…
もっとも注目すべきは肩甲挙筋という筋肉です。
肩甲骨の内上角から頸部横突起の1番~4番に付着しています。
実はこの筋は『頭のバランスをとっている筋肉』としての役割があります。
例えば片側だけ異常緊張を起こすとめまいやふらつき、不安定感などが起こります。
この患者様は後ろから追突される時は運転者の旦那様と助手席から話している状態でした。
今左の肩甲挙筋の異常緊張があり、それを治療中です。
右回旋をしている時に後ろから追突されると左の肩甲挙筋が伸ばされ損傷します。
早く治るといいのですが、交通事故は辛いです。
当院では、自賠責保険ならば、保険会社さんと連絡をして鍼灸治療も負担ゼロの割合で治療を受けられるように調整します。
なのでなかなか治らない症状をお持ちの方は是非ご連絡を下さい。