手掌足蹠多汗症に対する鍼灸治療 | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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『手掌足蹠多汗症』…


結構悩んでいる人が多いです。


夏場は特に悪化する事もあります。


多汗症は人前で緊張した時やストレスなどを感じた時に手の汗腺や足の汗腺が刺激されて手や足から汗が出てしまう事を言います。


手のひらや足の裏は精神性発汗にて汗をかく場所です。


症状によっては手から汗が滴り落ちる位の症状をもつ方もいます。


多汗症では前頭部からの発汗もあり、人と会話する時などは隠せない部分なので辛い事もあります。


女優さんなどは時代劇の撮影の時は胸部の交感神経を圧迫(帯を強く結ぶ)事によって顔や頭の汗を抑制しながら化粧が落ちない様に撮影を行う事もあります。


手掌足蹠多汗症は自律神経の作用も大きく関係があります。


明確な原因は不明ですが、遺伝・自律神経・ストレス・ホルモンバランスなどが影響しています。


自律神経が原因の場合は交代浴が非常に有効です。


やり方としては、、43~44℃をお湯を1/4~1/3くらいバスタブに入れて、ひじから先とひざ下をつけて、10~15分程入浴します。


次に、お湯に水を足し36℃程度に下げ、再び10~15分くらい入浴します。


そして入浴後、しばらく汗が出てくるはずなので、汗が自然にひくまでは服を着ないようにするのがポイントです。



~症例報告~


26歳女性


手掌足蹠多汗症


精神性発汗がひどく、中学生くらいの頃から治らない。


ヒールなどを履くと滑ってよく捻挫しそうになる。


手の汗は滴り落ちる位のひどい多汗症である。


常にタオルは3枚持ち歩き、靴下も沢山替えを持ちながら出勤したりしている。


≪治療≫


手の末梢(前腕及び手)&足の末梢(下肢及び足)のあらゆる部位の鍼灸治療


治療は細めの鍼でかつ、響きをメインに施術した。


合谷の部分や足底筋膜の部分は寸6の3番を使用した。


≪結果≫


自宅でも交代浴は日常的に行っていたが、鍼灸治療を行ってからはより、改善するようになっていった。


今では大分症状が改善し以前よりも笑顔が増えた、、、というお言葉を頂きました。



自律神経に関わる疾患はやはり鍼灸治療は良く効くと思います。


やはり鍼灸治療は実際の痛みのみならず、メンタル面などにも非常に有効だと思います。




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