症例報告~頭痛~ | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業18周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療/Trigger-Pt®

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉東京都中央区銀座2丁目4-19-5F

55歳女性



≪主訴≫


1ヶ月に2度の激しい頭痛・嘔吐・目の奥の痛み。めまいは無し。


特に花粉シーズンは辛くなる。


最近医師に勧められCTを撮ったが異常は無し。薬を出されたが治まるだけで根本的な解決にならない…という事で当院に来院。


自宅では介護もあり、心労も重なっている。



≪治療≫


ストレートネックもあり、慎重を要した。


ストレートネックの患者様は治療後筋が一気に緩む為、逆に頭痛が出たり、逆に症状が一時的に悪化する事があります。


表層の筋からじっくりじっくり緩めていく必要がありました。


骨格的にもなで肩&頸部が長く、日ごろから負担がかかっている事がうなずけた。



1回目…顔用の霞針(細い針)を使用して鍼治療を中心にして筋緊張の緩和を目的に施術


2回目…(薬は飲まずに過ごせるようになった。)しかし目の奥の痛みが逆に増した。今回はもう少し太めの1番鍼を使用して更に奥の筋緊張を緩和する様に施術


3回目…(10→0)筋緊張がかなり緩和された為、手技療法も加えながらの施術に切り替えた。


4回目…『症状が無くなったので回数を減らしたい』…という事だったが、根本的に治さないと悪化する事を説明して週一回の治療に切り替えた。


5回目・6回目…常に状態は良い。



7回目…花粉シーズンになり激しく頭痛が出てしまった。



8回目…また良くなった。なぜか治療をした後は花粉症状も消え快適に過ごす事が出来る。



12回目…鍼治療が花粉症にも聞いてくれた事を認識してくれて、『これからもメンテナンスの意味を兼ねて来ます!』…と思ってくれました。



僕は頭痛症状で薬を使うのは反対派です。


最近薬局でロキソニンが販売されるようになりました。


症状を『治す』薬であれば◎ですが、症状を『抑える』薬ならば頭痛症状に至っては反対派です。


頭痛は的確に鍼灸治療を行えば治ります。



≪まとめ≫


患者様の思いと治療者の思いは結構違う事が多く、こちらは『将来的な事を考えて治療続けて欲しいなぁ』…と思っていても患者様が『治ったからまた今度』と思っていたら最高の治療プログラムが作れない事があります。


治療家である思いを患者様に伝え、『患者様のもつ自然治癒力を今後も伸ばしていきたい!』と思いが伝われば定期的にメンテナンスを受けてくれると僕は思っています。


治療家だから治す事に情熱をかけるのは重要です。そして治療家だから治った後のメンテナンスに気を配ってあげる情熱も僕は重要だと思っています。


車も3年保証とか5年保証がありますが、車を作ってる側の人から見ると、『この車を買ってくれた人と一生お付き合いをしていきたい!!』と思うのが当然です。


我々も『一度足を運んでくれた患者様は一生お身体をメンテナンスしていきたい!!』と思う訳です。




国立おざわ鍼灸・整骨院

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