症例報告~橈骨神経麻痺(下垂手)~ | 【日本一鍼を打つ治療家】鍼師おざわの治療哲学Blog

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63歳男性


起きてから左手が動かない状態。


手関節伸展が出来ない状態である。


橈骨神経麻痺(下垂手)と判断し施術を行った。


お寿司屋さんで、手が命の為早期の回復を目指した。


≪主訴≫


手関節伸展不能


指の伸展不能


MMT 0


≪治療方針≫


橈骨神経への回復を早期に促す為に橈骨神経(橈骨神経溝及び手三里付近)に刺針→低周波鍼通電にて治療する事にした。


≪治療経過≫


1回目 状態継続


2回目 状態継続 少し良い


4回目 少し手関節伸展運動が出来るように回復 (ここまで11日間)


5回目 状態継続


6回目 力が入るようになり倦怠感が出現してきた。血液の流入によるだるさの様な感覚である。


8回目 大分回復してきた。(ここまで1カ月)


10回目 大分日にちが空いたが完全に回復 MMT5 かなり動くようになり、逆に肘が痛くなったとのこと。

(ここまで1カ月半)



≪考察≫


後半は大分日数がたってからの治療だったが、橈骨神経の麻痺で下垂手状態、MMT0の状態から1ヵ月半で回復したのは治療成績が良かったと思います。


ほっておくと3カ月、4カ月かかる様な疾患です。


橈骨神経麻痺は例えばパソコンをしていてうたた寝をしてしまい、腕を枕にして寝てしまった結果、起きたら『手が上がらない!!』という事が多いです。



神経の症状は月日が経つほど治りが悪くなります。



今回の症状は受傷後翌日での来院だった為早期の回復が期待できました。



神経麻痺は非常に鍼灸治療が有効です。



リハビリよりも、鍼灸でダイレクトに狙える場所は狙って回復を促すのが有効です。



神経の麻痺や痺れ症状などがある方はご相談下さい。





国立おざわ鍼灸・整骨院

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