『早く治してあげたい!』…自分は治療をしていて常々そう思います。
ただ、治療者が焦ってしまったらもうそこで治療は出来ません。効果が良くないんです。
常に冷静に患者の悪い部分を見つけ出し、治療に当たらなければなりません。
どこかに病気があれば、そこに集中できますが、我々の治療の場合は痛みが動きます。
その痛みとの追いかけっこが始まるわけです。
追いかけっこなのに痛みはどこかに隠れてしまう事があります。
またそれを見つけ出して追い続けなければなりません。
『追い続ける』
追求道です。
痛みのポイントは何なのか?
この治療法でよいのか?
駄目なら治療法をどんどん変えてみる事が重要です。
患者の痛んでいるポイントを冷静に見つけ出すんです。
・・・というように、患者さんの治したい!という気持ちと治療者の『治してあげたい!』という気持ちは足し算ではありません。『掛け算です。』
患者さんの気持ち + 治療者の気持ち = 治癒
よりも
患者さんの気持ち × 治療者の気持ち = 治癒
です(熱)!!
ということは、どちらも0になってはいけないということです。
痛みがあるときは患者さんは落ち込んでいます。
だからこそそういう時は治療者の気持ちを大きくもって施術に当たるべきです。
『治療・掛け算の法則』
By小沢