最近、生徒たちや卒塾生と残された時間や一日一生の話をしていると、以下のような誤解した反応が目立ってきた。

 

「え?おざポン癌が治ったんじゃないの?」

 

もちろん答えはNOなので、今回は少しだけ詳しく書くことにした。

この記事はぜひお子さんとも共有してほしい。

 

私はがん(細胞)がなくなったとは言っていない。肉眼上、CT検査上、PET検査上「見えなくなっている」と言っているのだ。

 

まずは下の画像を見てほしい。最新治療である免疫チェックポイント阻害薬についてのわかりやすい説明だ。

出典:https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181113/se1/00m/020/050000c

 

がんは賢い細胞で、我々の身体を守る免疫細胞(T細胞)に対して「ボクたちトモダチだよね~」と言わんばかりに手をつないできて、免疫細胞が攻撃できないようにしてくる。そしてがんは進行・増殖してくるのだ。

 

その“手”を切ってしまうすごい薬が免疫チェックポイント阻害薬なのだ。

 

すごい発見だからノーベル賞となったわけだが、残念ながら日本人の33.1%※にしか効かない。

(※ネットで検索すると20~30%と書いてあるサイトが多いが、少し古い数値なのか調査数が増えたのか、静岡県立がんセンターので渡された資料では33.1%となっている。いずれにせよ小さな数値だ。)

 

ところがこの新薬がおざポンには効いたのだ!

 

だからがんは一時的(とはいえ間もなく一年になるが)に見えなくなっている。

 

しかしがんは体内に存在していて、いつかやがて復活する。

がんには“耐性”という厄介な特性があって、薬への対抗力を身に着けてしまい、いつかは再び猛威を奮ってくるのだ…。

 

それらを含めて生存期間の中央値は17.1ヶ月であり、本日時点で421日が経過した。

 

引き続き一日一生で生きるので皆さん応援をお願いします!

 

 

手紙Oasis小澤指名の数学個別および中3数学指導、取材等のお問い合わせはこちらのフォーム よりお願いします。

手紙講演依頼はこちらのフォーム よりお願いします。

 

◎2024年3月新著発売開始!

 

◎現在28刷り!全国の子ども達が愛用してくれています!

  

 

小澤が監修したSmart Review(スマートレビュー)ノート、全国発売開始!

ノートの詳しい説明→http://www.e-maruman.co.jp/series/smartreview/index.html

ノートの特長動画→https://youtu.be/6gHKEGb8Th8

 

~小澤の指導は以下の場所で~

①静岡県富士市

②Zoom個別

遠方の方はozawa ネッ