このシリーズは私と癌との日々を綴っていきます。こんな生き方をした人間がいたことが誰かの役に立てば。おざポンがどんなときでも一日一生で生きたことが教え子達の勇気に繋がれば。そんな想いを込めて。

 

2023年3月6日

新治療 免疫療法開始

 

 

新治療である免疫チェックポイント阻害薬の投与が始まった。

 

抗がん剤投与後、あまりにも早い右肺への転移再発(主治医は「再燃」という言葉を使った)により、

「小澤さんの身体には抗がん剤は効かないようだ」

ということになり、免疫チェックポイント阻害薬での治療が選択された。

 

「オプチーボ」「ヤーボイ」といえば皆さんも聞いたことがあるだろうか。

 

オプチーボは簡単に言えば従来の抗がん剤のように細胞を直接攻撃する薬ではなく、がんによって攻撃力を失った免疫細胞が、がん細胞を再び攻撃できる環境を作り出す画期的な薬だ。

 

京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょ たすく)先生が発見しノーベル医学・生理学賞を受賞した。

 

免疫チェックポイント阻害薬についてのわかりやすい記事はコチラ↓

臨時投稿 最近多い質問について | 熱血塾講師「おざポン。」 小澤淳のブログ (ameblo.jp)

 

 

新薬発売当時は年間3,500万円した(体重によって値段は異なる)薬だが、最近は保険適用となり我々庶民でも使えるようになった。

 

ラッキーとはこのことである。

 

 

 

この薬による生存期間の中央値は17.1ヶ月

 

 

事実上これが自分の余命と受け止めた。

 

私の残りの人生計画はこの17ヶ月(約1年5か月)を軸に組み立てることとなった。

 

残された約1年5か月を一日一生で生き完全燃焼する!

 

※もちろんこれはあくまでも「中央値」なので早い人は数か月で亡くなる人もいれば数年生き延びる人もいる。

 

 

 

なお、病勢コントロール割合※など、その他の詳しい数値も載ったファイルを主治医から渡されたが、普通は患者には渡さないらしく、看護師が

「先生!それは…」

と制止に入ろうとした。

 

※⑴癌が一定期間消えた割合、⑵癌の大きさが一定期間30%以上減少した割合、⑶癌の大きさが一定期間20%未満の増加に抑えられた割合、⑷半分の患者が癌が進行せず安定した状態で過ごすことができた期間、⑸半分の患者が亡くならずに生存できた期間、などの詳しい数値

 

 

主治医はすかさず看護師に

 

「いいんだよ。小澤さんは自分の状態を冷静に捉え、勉強して計画を立てる人だ」

 

と言ってくれた。

 

 

なんだか嬉しかった照れ

 

 

 

 

免疫療法は入院ではなく通院で行うから授業への影響はない。

 

 

しかし、この画期的な薬でも効果のある患者は日本人のたった33.1%なのである…。


 

【注】

効果があるというのは「延命効果があった」ということであり、治ったという意味では決してない。

 

 

(以下次号)

 

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