このシリーズは私と癌との日々を綴っていきます。こんな生き方をした人間がいたことが誰かの役に立てば。おざポンがどんなときでも一日一生で生きたことが教え子達の勇気に繋がれば。そんな想いを込めて。
2022年11月19日
大切な一人娘の結婚式
ザ・プリンス パークタワー東京にて
抗がん剤治療が3クール終わり髪の毛も薄くなってきた頃だ。
富士市にはウィッグ補助金制度というものがあることを知り、挙式前に東京の医療用ウィッグ専門店に行った。
しかし「まだ気にするほどではないですよ」という店員さんの判断で、目隠し用のスプレーをもらって済ますことにした。店員さん自身が癌サバイバーでウィッグをつけ生活していて信頼できた。
結婚式・披露宴では涙をずっとこらえていた。バージンロードを娘と歩いただけで込み上げるものを我慢するのが大変だったが、新郎のたくましさも手伝って耐えることができた。
生きているうちに娘のこんな晴れ姿を見ることはないと勝手に思っていたが実現した。いい人に巡り会えてよかった
娘の名前は美峰(みほ)
新婚旅行先のスイスで宿った命で、スイスの印象的な山であるマッターホルンにちなんでつけた名前だ。
顔はブスでもいい。心だけは真っすぐ高らかに育ってほしい。
その名の通りに育ってくれた
ずっと涙をこらえていた私だが、式の最後に「親への感謝の手紙」を娘が読み上げたとき、ずっと我慢していた涙は一気に溢れ出た。
最初の「パパへ…」を聞いた瞬間に涙腺は完全に崩壊
娘が幼い頃からの記憶が一瞬のうちに脳内を駆け巡って…。あぁ、走馬灯のようにというのはこういうことを言うんだね
今日を迎えられて心から満足
集まった親族は口を揃えて「孫の顔を見るまでは頑張って!」と声をかけてきたが、(それは無理だ…)と心の中で苦笑しながらも、笑顔で「は~い!」と返していた。
娘が当日くれた似顔絵↓
ホテルからの夜景↓
ホテルに程近い東京タワーの朝・夕・夜の顔
我ながら傑作↓
翌日は東京に来たついでに昔の教え子2人(福島県いわき市で教えた2人で大学生となって東京に住んでいた)に会い、様々な思い出を噛みしめながら富士に戻った。
富士に着くとその足で行きつけの居酒屋へ。大好きなマスターがよかったねぇと報告を聞いてくれた。
明日からまた怒涛の授業。そして来週は抗がん剤最終クールと青森講演が待っている。
(以下次号)
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