このシリーズは私と癌との日々を綴っていきます。こんな生き方をした人間がいたことが誰かの役に立てば。おざポンがどんなときでも一日一生で生きたことが教え子達の勇気に繋がれば。そんな想いを込めて。
2022年5月13日
静岡県立がんセンター
がんセンターの誤ったイメージは到着してすぐに消えた。
ものすごい駐車場の広さと停車台数の多さ。中に入ればどこも長い行列で入り乱れる老若男女と雑音の多さ。
賑やかという表現はそぐわないが、とにかく静寂とはかけ離れたものだった。
娘と一緒に呼吸器外科の担当医に初めて会い、病状の説明を受けた。
左肺 下葉 肺がん
ステージ3
今後様々な検査を行い病理検査を経ないと正式な診断書は書けないが、今の段階ならギリギリ手術は可能だろうということで、その治療方針でいくことに同意した。
今週から検査の嵐が続く。検査結果を受けての今後の打ち合わせは5月31日に決定。その時にも娘に同席してもらうことに。
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2022年5月31日
呼吸器外科の主治医と
左肺の全摘出術を7月初旬に行いたい。
ところが大きな問題があることがわかったとのこと。
それは糖尿病。大きなオペを行う際、糖尿病の数値が悪いと出血が止まらないため危険だと言う。肺の全摘出術は全身麻酔を用いての大手術。よって一ヶ月以内に糖尿病の数値を良くしなければならない。絶対に!
ちなみに意外なことに私の肺がんはタバコに関係しない癌であるとのこと。しかし、喫煙者は手術後に激痛が続くと脅され、明日から禁煙を決断した。
なお、その禁煙は癌の転移が発覚しステージ4となるまでの255日間に渡って継続する。我ながら見事な忍耐力であった!
※ちなみに後日ステージ4になった段階で禁煙はストップした。主治医に申し出たところ逆にストレスを溜めるのも良くないしね…と渋々スルーしてくれた(けっして許可はしていないが)
皆さんは絶対にタバコを吸わないで
その日は次にがんセンター内の内分泌科に行くように指示され、担当医と糖尿病に対する今後の方針を話し合った。
厳しい食事管理の他、血糖値を下げるためにインシュリン投与が必要で、自分で注射器の使い方を練習して身につけるように言われた。
しかし、たった3週間で効果的な管理を自分でできるようになれる自信がない。なんせ自炊もできない男の一人暮らしだ。家にいると外食で飲みに行ってしまう男に食事管理・規則正しい生活・適度な運動など無理難題!
入院しての治療を申し出た。
先生はちょっと渋い顔を見せたが、看護師さんの後押しもあり入院を承諾してくれた。ただし、病床数の関係からか、またはオペ前後の入院も考慮すると期間が長過ぎるせいかわからないが、期間は2週間に限定された。
つまり、まずは糖尿病対策のための入院が2週間あり、一度退院して、約1週間後に再び入院し左肺全摘手術が行われるというスケジュールだ。
糖尿病克服(完全には治せないが血糖値などの数値をコントロールする)のための入院は6月13日からに決まった。
※これは後日実感することだが、静岡県立がんセンターの良いところ(他の病院は知らないが)は部門間の連携がスムーズなところ。同じ説明を何度もせずにコチラの状況がある程度伝わっている。また治療方針も担当医一人の意見ではなく、カンファレンスで他部門の意見も聞いて決めているようだ。
(以下次号)
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