田畑のあぜ道にいま多数咲いているのを見かける。
根が有毒でモグラやネズミの害を防ぐらしいが
飢饉のときは毒抜きをして飢えをしのぐ食物になったとも伝え聞く。
あぜ道以外でも、ポツンと一輪咲いているのも見かける。
いまが見ごろ、なので彼岸花という。

では秋分の日をなぜお彼岸というのだろうか
この日、太陽が真西に沈む、真西には極楽浄土(=彼岸)がある。
昔の人は、此岸(この世)の地獄を脱して、彼岸にあこがれ、
この日に太陽が沈む方向を拝むと、極楽浄土に往けると信じたのであろうか。
彼岸花のこの色を、真西に沈む太陽の深紅に見立てたのではないか

 

***********************************
瞑想・芸術・癒し 空間
石裂山(ozakusan)瞑想の家
https://ozakusan.com/
***********************************