OSHOへの質問 :

OSHO 私はヴィパサナ中です。何かジョークを言っていただけませんか。

 

OSHOはこう答えました。

 

私はあなたの気持ちが分かる。
ヴィパサナは実にシリアスだ。
ブッダは、あなたがこの地上で地獄を潜り抜け、
ほんものの地獄に行かなくて済むようにヴィパサナを作り出したのだ。
それはあなたの過去のカルマをすべて浄化していく一つの過程だ。
最後までやるがいい。
それは拷問だ。
というのもあなたは長時間じっと座っているすべを知らないのだから。
あなたの思考はあちらこちらへと動きまわり続ける。
座って座って座り続けてあなたは眠たくなる。
だがそれは許されない。
そして万が一にもあなたが、うとうとし始めようものなら
頭に一撃を食らう。
あなたを正気に連れ戻すような
格好の一撃を。
あなたは逃げることもできない。
なぜならヴィパサナなしでは悟りはありえない。
エンライトメントはありえない。
とまで、私がヴィパサナを褒め続けているからだ。
そのためあなたは
そうか、それでは何とかやり通そう。
たった2,3日の問題だ。
それに確かなことが一つある。
それは生き残った人はたくさんいるのだから
生命に危険はないということだ。
さてあなたは膝は痛むし身体は痛くなるし
あまり寛げない感じがするが
動くことは許されない。
あなたは自分の呼吸を見つめるという
全くバカらしいことをしながら
ブッダの像のように座っていなくてはならない。
さて、これは知性ある人がするどんな類のものなのか
そして無数の疑いが湧いてくる
何をお前はしているのだ?
お前みたいな立派な男が座って
自分の息を見守っているというのか
ヴィパサナをしていなかったら
あなたはガールフレンドと愛を交わしていたかもしれない
まさにいろいろなことができていたかもしれない。
そして美味しそうな食べ物が浮かんでくる。
それに座禅を組んでいるよりも
ブルーダイヤモンドホテルで座っている方が
はるかにましなように思えてくる。
なぜ私はここに座っているのだろう?
私はここで何をしているのだ。
思考はあなたに問いかけ続けるが
実のところ逃げ道はないようだ。
というのもすべてが自発的なものであり
誰もあなたに強制したわけではないからだ。
それだけではなく
それに対して支払いまでしなくてはならない。
あなたは今までに地獄の苦しみのために
お金を払う人のことなど聞いたことはあるかね。
だからお金を払う必要があると、
あなたはそれは苦しむ価値があると思ってしまう。

 

ムラナスルディンは彼が初めてインドに来たとき
とても腹ペコだったと言っていた。
彼がヒマラヤを通ってやって来たとき
ある奇妙な果物、真っ赤でとてもきれいな果物を売っている男に出会った。
彼はいくらかと訊くと
その男は「バケツ1杯でたったの2パイサだよ」と言った。
そこで彼はバケツ1杯分を買ってそれを食べ始めた。
だがそれはまるで火のようだった。
涙がこぼれ落ちてきた。
すると男はそれを見てこう言った。
何をしているんだい?
これはフルーツじゃないよ。
自殺するつもりかい。
これは薬草で、ある病気にかかったとき、ほんのちょっとだけ採るものだよ。
なんてことをしているんだ!狂っちまうよ!
彼は言った。
何が起ころうとも起きることは起きると、
でも2パイサを払ったからにはそいつを平らげなきゃならないんだ。
そして彼は言った。
泣きに泣いて涙が止まらなかったけれど、平らげたさ。
俺はあのおぞましい代物をバケツ1杯食べたのさ、と。

 

お金を払えばあなたは逃げられなくなる。
それに私たちはどんな逃げ道も残しはしないし
誰も逃げられないようにあらゆる努力をする。

 

そのと男は強姦、誘拐、殺人、恐喝の罪で刑務所に入っていた。
弁護士は言った。
あなたのような場合でも抜け道がありましたよ。
第3巻の第2章6項の13節にある1918年の1月6日
アブラノイビッチ対アルカーノの事件から私は糸口を見つけました。
心配はいりません。私はあなたを外に出して差し上げます。
ただ私に任せておいてください。
さて日曜日に私はワシントンに発って金曜日に帰ってきます。
その間に脱獄するのです。

 

私たちはまずどんな逃げ道も残しはしない。
逃げられる可能性もまたない。
なぜなら誰かがヴィパサナから逃げようものなら
いつでも私はその人をヴィパサナに 再び追い返すからだ。
ヴィパサナは苦しくあって然るべきものだ。
その理由は単純だ。
つまりヴィパサナはあなたをあなた自身に直面させるものであるからだ。
それはあなた自身に、
あなたの苛立ち、落ち着きのなさ、醜さ、狂気に直面することを強いるからだ。
それはあなたがあなた自身の内側に抱えている、
あらゆるガラクタを見なくてはならないからだ
そしてそれは超越するために、
不可欠なステップのひとつなのだ。
もしあなたが何かを変えていきたいと思うなら
まずそれに直面しなくてはならない。
それに直面することなくして超越はない。
どんな近道もないし
それを迂回していく道もない。
近道もないし避けていく道もないのだ。
ブッダはサディストであなたを苦しめようとしているのではない。
彼はただあなたに、あなたが何なのかを気づかせようとしているのだ。
そして
もしあなたが日々の仕事に、日々の勤めに専念しているままだったら
決して気づくようにならない。
あなたは朝から晩までとっても忙しいので、内側を見つめ、自分自身を感じ、
自分が何者で、どこにいて何をしているかをみる時間と場所を
全く持ち合わせてはいない。
ヴィパサナはあなたに強いる。
どこにも行くところはない。
あなたは自分の息を見守らなくてはならない。
一日中自分の思考を見つめなければならない。
7日後に何かが定着し始める。
もしあなたがやり通し
頑張り抜き、
辛抱強くあるなら
あなたの肉体は落ち着くようになり
マインドは落ち着くようになる。
呼吸は穏やかで静かになり
ほとんど目に見えるほどになる。
だが気候が違ってしまったかのような
何らかの変化が感じられることだろう。
あなたは苛立ちもしないし
そわそわすることもない。
すると突如として
まるで太陽が昇ったかのように
病的なあがきがいっさい消え去る。
地獄は消え去り
突如として崇高な静謐があなたに訪れる。
嵐のあとの静寂がやってくる。
そして何もかもが洗い流され
とても新鮮であり
染みひとつないほど純粋無垢で
あたかもあなたの景色から積もった埃がなくなってしまったかのようだ。
あなたの意識はまるで透明であるかのようだ。
あなたは生まれて初めて木々の緑や赤や金色をみることができる。
あなたは初めて鳥の歌声を聴くことができる。
まるであなたの耳をふさいでいた何かがカーテンのように
目の中にあった何かが消えてしまったかのように
突如としてあなたは軽く実に軽く感じる。
天使は自分が軽いと思っているから飛ぶのだと言われている。
突如としてあなたは自分が軽いように感じる。
軽さに溢れ、あまりの軽さに
自分が飛べるかのように
あたかも飛んでいるかのように感じる。
重力がなくなってしまった。
あなたは異なった世界に入ってしまった。
優美な世界へと

あなたは質の異なる笑いが湧き起ってくるのが分かるだろう。
それは口もとには表れない。
それはあなたの深みからやってくる。
そして全く何の理由もなく笑う。
あなたは笑いしそのものとなるだろう。
それこそ禅の笑いだ。
理由のない嬉しさそのもの
歓喜そのものからの
そして
ものごとへの深い洞察からくる笑いだ。

 

そうだった。素晴らしいジョ-クがいるのだったね。
ジェニーバでの世界宗教会議で
長い討論があった翌日、ユダヤ教のラビ、ズッケルマンは
自分がキリスト教の牧師オンマレーと同じディナーテーブルに着いていることに気がついた。
ラビはユダヤのおきてに従って調理された子牛の肉を食べていた。
一方牧師はハムを厚く切っているところだった。
ラビどの、このハムを召し上がってみませんか。、と牧師は尋ねた。
実にいけますよ。
とんでもないと、ラビ・ズッケルマンは応えた。
それは我々の宗教に反します。
でもほんとうに美味しいのですよ。
ほんとうに食べないのですか。
ラビは、いいえ結構です。
アブラハムの時代から、我々ユダヤの民は豚肉を不浄のものと見なしていました。
豚肉はどういう形にせよ禁じられているのです。
と答えた。
ラビどの、あなたは自分が何を失っているかということにお気づきになっていらっしゃらない。
と牧師はもう一切れハムを切りながら言った。
いやしかし牧師どの、あなたは私の妻が料理するジェフリテテッシュをお試しになったことがございませんからね。
牧師どの、あなたの奥さんはいかがなものですか
料理はお上手ですか
いや~ラビどの、それにはお答えしかねる。
というのも私は結婚していないので。
結婚していないですと。
じゃーボルトはどう処理されているのですか
何ですと
つまりセックスをどこでするのですか
セックスですか
ラビどの、私の宗教は主キリストに仕える我々が肉欲の道に入ることを禁じているのです。
ということはあなたは一度もセックスの経験がないということですか
とラビは尋ねた。
ええありません。
と牧師が答えるとラビは言った。
おやま―ぜひ試してみるべきですよ。
豚肉よりいいものですよ。

 

     OSHO

 

~ WALKING IN ZEN.SITTING IN ZEN  #4 ~

 

 

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