これまで経験しなかった思わぬ雪で
対応に追われた。
学んだこともあり、記録しておきた。

4軒の集落で、何に困っているか、
伺い、それぞれ、助け合えるところあればしてきたが、
それぞれの家の事情で対応が違ってくることも理解したい。

次の災害にこの経験を活かして、多くの人が生き抜いてほしい。

■道の除雪
60センチ以上の降雪したが、そのまま放置された。
新雪30センチ程度で除雪車を出したい。除雪は容易なのだ。30センチ毎で除雪したい。
常に道の通行が保持できるようにしたい。晴れ間を待たずに、
今回の雪は関東地方全域に降ったので除雪車輛の融通が利かなかったのか
重機の仕様も見直すべき、、
災害時は民間の重機を総動員できる非常時の立法があってほしい。

もし体調を崩して危急を要する人が出たら救急車が来れる?搬送できるか?
ヘリか? 

家の100m手前、除雪はまだ、23日撮影

家の手前、100m。ガリガリに凍結。乗用車の走行は無理っぽい。

3キロ手前、23日撮影
家の手前 3キロ、


■停電
★蝋燭や電池などを融通しあう。
★懐中電灯は、前頭部に固定して照らすタイプが両手が空き、作業もしやすい。
★電気毛布を使っていた人は、夜間の寒さが身に染むという。
余った湯たんぽを融通しあった。
火は燃やすことは、どこの家でも可能でお湯は沸かせたのだ。
★お風呂は焚けるものと、焚けないものがある
薪で焚くお風呂 ○ 
灯油、ガスでも、手動で点火し燃焼し続けれれる、、旧式の風呂  ○
電子基盤で制御するしかないタイプの新式の風呂 × 
→ 停電でも手動点火し継続燃焼できるようなものに改良!

道に電柱木が倒れる。19日撮影

家の手前 1.5キロ 停電の原因と思える倒れた電柱、
6キロの区間で、10本くらい倒れている。23日現在すべて撤去され、停電は解消されている。

■電話
ここは携帯の圏外。
現在のほとんどの固定電話機は停電すると使えない。
今回電柱が数本倒れたが電話線は切断を免れた。旧式のアナログ電話機を探しだし接続したところ通話できた。
この時点から集落の情報が伝えられ、救援の手立てが講じられたのである。
アナログの電話機が集落にひとつあるといい。

■水
停電するとポンプや給湯機が稼動せず、水道が使えなくなる。
綺麗な水はなくなる。
水源が地下水しかない、沢水も取れない。
雪がとけ、屋根から滴り落ちる水を鍋に溜めるとか・・・
出来るだけきれいな雪を鍋に入れ溶かして水にした。
(高所に水道用の溜め池がある家もある)
★キッチンに洗い物がたまる。
鍋の水を沸騰させ、洗物を漬け、汚れを浮かせ、紙で拭き取る。
★風呂の水は、顔や手洗いに使うが、終わったら流さず溜める。
最後にトイレの洗浄用水にする。
★停電が数日続くと、地表あるいは地下浅い配管内の水は凍結している。
凍結防止のサーモスタットも停電で機能せず。
温かい日に一挙に解凍を目指すのがいい。

■倒木の被害
倒木が道を塞ぐとか電線を切断することが起こったのだが
民家に倒れて大きな被害がでることは幸いにもなかった。
もし万が一、木が倒れ、家が損壊した場合、木の保有者の地主に対して、被害の補償は可能だろうか
現在は無理という。予想しがたい自然災害だったから。
しかし今回、そうした被害が起こりえる危険性があると分かった。
杉は年1m成長するといわれる。苗木ではありえないが、どんどん大きくなり、倒れれば家に被害をもたらすようになる。
家の周辺の木の伐採などを、地主に要請したい。
危険性を認識しながら放置した場合には、損害賠償も可能になるらしい。

家の周りのあちこちに倒木あり
家を避けて木が倒れ、被害は免れた。

耐乏生活は、たまに短い期間、体験するのは、ほんとにいい。
当たり前のように便利な生活が広がっている、これからもっと便利になる。
それは必然の行方。
しかし足元はもろい、と気付くがいい。
気付いてないと、大きな災害に生き残れない可能性がある。


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