夜、ポカラのホテルに着き、部屋で荷解きし、
湯たんぽを取り出し、フロントでパドパニ(温かい湯)を入れて欲しいと頼み、
そのあとシャワーを浴びたが湯の出がはかばかしくなく、
途中停電もし、懐中電灯が役立った。
温かい湯たんぽを足もとに置き、ともかくさっぱりしてベッドに入った。

 そして寝入ろう静かにしてると同宿の方の鼾が急に大きくなるようで気になり、寝入ろうとすればするほど、目がさえ、眠れない負のスパイラルにはまりそうになった。

 ふと飛行機のなかで装着しようと持ってきた耳栓が思い出され、解いた荷の中から探し出し、耳にフィットし、そのあとはまるで気にならなくなった。すぐれものの道具ひとつでこの夜の天国地獄を決するのかと自覚した次第だ。この同じ部屋に2泊する予定だが杞憂がなくなった。

 おかげで短時間だが熟睡できた。
暗いうちに目が覚め、しばらくするとドアを叩いて起こしに来てくれた方がいた。
 
 すぐに全員そろい、近くのヒマラヤの眺望ポイントのサランコート(Sarangkot)まで車で急いだ。
朝の薄日がさしかけている中、車を降り坂道を歩いた。
 
 若いネパール人が寄り添い隣で声をかける、いい場所がある、写真を撮るのに最適だ、こっちこっち、と呼んで招いていたが、
あとで金をせがまれるか土産物の押し売りに会うのがわかるようになって以来適当にあしらうことになれた。
 
 ともかく坂を登り続け頂上に立てば、遮るものはなく、ヒマラヤを見晴らせる絶好の場所に必ず出るはずだ。

 すぐに出た。周囲をしばらく眺め、シャッターを切った。

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マチャプチャレ(Machhapuchhre) 6993m。ネパール語で魚の尻尾という意味らしい。英語ではFish tail と呼ばれているとのこと。
 ポカラからは魚の尻尾の形には見えないが、頂上付近が雪形から虎の横顔に見えるため、タイガー・マウンテンとも呼ばれている。
ポカラから見ると、アンナプルナ連山の中央に位置し、距離が他の高い山よりポカラに近いため、大きく優美な姿をしている。
http://www.geocities.jp/takehana056138/Machhapuchhre/machhapuchhre.html
※アンナプルナは『白い山』という意味らしいということを以前書いたが、間違いでした。訂正します。
アンナプルナはヒマラヤ山脈に属する山群の総称。サンスクリットで「豊穣の女神」の意。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%8A

『白い山』は調べているうちに、以下のごとく登場した

ダウラギリ(Dhaulagiri)は、・・・・・世界で7番目に高い山である。
ダウラギリはサンスクリット語で『白い山』という意味である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%AE%E3%83%AA

写真のマチャプチャレの名前が分からず、山の稜線が似ていると思え
最初ダウラギリと思い込んだ。微妙に違い、調べるうちにまったく別の山と分かった。


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地図を見て調べているが、
この左の曇って隠れている山がアンナプルナⅡ、7937m、右の峰がLamjungHimal、6983m と思われる。
違ったらご指摘を!
朝日がヒマラヤの峰々を照らしているが、快晴ではなく雲が切れたり垂れ込めたりの変化の激しい眺めだった。

山を撮っているときは、天空全体がかなり明るくなっている。東方から射している光は高山の峰の東側に当り赤く輝いている。
この光が最初は山頂を照らし、徐々に下って、今たっているサランコートを照らすと日の出になる。

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サンライズ \(^^)/