おはようございます、尾崎産業の尾崎 昌司です。
前回のブログで、東日本大震災の被災地に物資を発送したと報告しました。
金曜日に1箱別途送って、110箱発送しました。
【石巻市の佐々木さんより現地レポート】
私達の物資が宮城県石巻市の集 合住宅に無事に届き、昨日から皆さんに渡されています。
まず皆さんからの第一声が「ありがたい。 助かるー」
綺麗に洗濯されてたたまれていた物資を見て、びっくりしたと聞いています。
震災直後の物資は、汚れているものが多く、あまり良いものでもないが使っていたそうです。
そして男性、女性、子ども用に分かれているのも嬉しかったと聞いています。
衣類だけでなく石鹸、毛布や大人用のおむつも大変嬉しかったみたいです。
あまりの嬉しさに涙を流されたおばあさまもいらっしゃったとの事です。
(写真の掲載許可を得ていますが、物資の写真のみ拡大OKにしています)
ピアノを津波で失ったご家族では、子ども用のピアノを見てさっそく演奏されていました。
子どもの一輪車は両隣のご家族で一緒に使われることになりました。
おもちゃにくいついて離れない子どもさんがたくさんいたようで、服のサイズを合したいお母さんが大変苦労しているのが微笑ましかったと佐々木さんが仰っていました。
たくさんの気持ちのこもった物資を皆さんに使っていただける事になりました。
ニュース和歌山や産経&朝日新聞の記事、
チャリティの写真、状況を記した私の手紙も皆さんに紹介されました。
「和歌山県の皆さん。ありがとう」
私達の物資は、佐々木さんのお住まいの復興住宅だけでなく、近所の皆さん(仮設住宅の方達にも)にも使って頂く予定です。
たくさんの方々が笑顔になりました。
ご協力、ありがとうございました。
【問題は物資だけではありません】
ザ・ボイスというラジオ番組の被災地取材レポートで、復興住宅では特に住宅内での会話や繋がりがあまりないと聞いていました。
ご近所さんがどういう人なのかよく知らない、そういう話は佐々木さんからも聞きました。
住宅に入る前に全体で集まったときに会ったきりで、普段は挨拶するだけの人もたくさんおられるようです。
佐々木さん自身が「私と同世代くらいだけど、お互い挨拶だけでちょっと話しづらかった…」
と思われていました。
今回のように物資を集会場で配布する事で、皆が話し合うきっかけになったそうです。
そのことが本当に嬉しかったです。
私もイベントを開催したことで、たくさんの方から物資以上の気持ちや心に触れることができ、和歌山に生まれてよかったなぁと改めて思うことができました。