コミバスにもシルバーパスをの意見書、自民、みんな、民主などの反対で否決【東大和市議会】 | 尾崎りいちオフィシャルブログ「東へ 西へ」Powered by Ameba

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 9月26日の東大和市議会本会議。日本共産党が提案した「シルバーパスをコミュニティバスと多摩都市モノレールに適用するよう求める意見書」が、自民党、みんなの党、民主党、生活者ネット、民主党を離脱した無所属議員の反対で、否決されました。

 東大和市では、12月をめどに、ちょこバス(コミュニティバス)の運賃が、100円から180円に大幅に値上げされる予定です。路線の変更も予定されています。おかしなことですが、市の事業だといいながら、西武バスが国交省の認可を受けて実施する事業なので、市議会にかけられることなく値上げも路線変更も決まってしまいます。

 日本共産党は、値上げには反対と市長に申入れも行いましたが、すでに国の認可を受けて12月からは値上げされてしまいます。そうであるなら、せめてシルバーパスを適用してほしいというのは当然の要求です。

 なぜ、反対したのか?・・・反対討論した議員は一人もいないので、まったくわかりません。

 以下、私が本会議場で行った、提案理由の説明と、意見書案を掲載します。


議第4号議案「シルバーパスをコミュニティバスと多摩都市モノレールに適用するよう求める意見書」の提案理由を説明します。
 9月25日付の「読売新聞」に、「コミバス値上げ相次ぐ『公平性』『収支改善』狙う」との記事が出ています。「自治体が運行し、地域の足として親しまれているコミュニティバスの料金が、主流だったワンコイン=100円均一から、民間の路線バス並みに値上げするケースが多摩地域で相次いでいる。『路線バス利用者との公平性の確保』や、『事業維持のための財政負担緩和』などが理由だ。一方、70歳以上の都民が有償で取得すれば、都内の大半の乗り合いバスに乗車できる都のシルバーパスを利用できないコミバスも多く、『路線バスより使いにくい』との声も聞かれる」としたあとで、東大和市の住民説明会でも「民間並みに値上げするなら、シルバーパスを使えるようにできないか」と不満の声が上がった様子が掛かれています。「読売新聞」の記事の一覧表によると、170円以上の初乗り料金のコミバスで、シルバーパスが使えないのは、東村山市と東大和市だけということになります。
 市の独自努力も求められるところですが、そもそも、東京都のシルバーパスの仕組みとして、コミュニティバスに適用できないことになっていることに問題があります。
 コミュニティバスや多摩都市モノレールへと適用対象を広げれば、シルバーパス購入者も増え、財源も増えると考えられます。さらに、所得水準によって3000円パスや5000円パスを導入すれば、利用者増、収入増も見込めるはずですが、今回の意見書案では、適用対象の拡大のみを取り上げました。
 以下、意見書案を読み上げて提案とします。


シルバーパスをコミュニティバスと多摩都市モノレールに適用するよう求める意見書

 高齢者の交通権を保障し、社会参加を高めるうえで、シルバーパスは大きな役割を果たしています。一方、コミュニティバスは、交通不便地域の解消に大きな役割を果たしていますが、残念ながら、現在のシルバーパス条例と同施行規則のもとではシルバーパスが適用されません。
 多摩地域にはシルバーパスを使える交通手段が少ないことにも鑑み、コミュニティバスと多摩都市モノレールにもシルバーパスを適用するよう求めます。

以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

平成26年9月26日

                                                 東京都東大和市議会議長 尾 崎 信 夫

東京都知事 舛添要一 殿

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