横田基地でスプリンクラーが破損し暫定基準の5万4400倍のPFAS汚染水が漏出 | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

  日本共産党都議団は11月9日、「横田基地PFAS汚染水漏出事故について」申し入れを小池百合子知事あてに行いました。中村倫治副知事が応対し「漏出があったのか、はっきりさせることが大事。重要な課題と認識している」と答えました。

 申し入れ内容は以下のとおりです。


 

<申し入れ文書>

 沖縄タイムス(11月3日)の報道により横田基地で今年1月、有機フッ素化合物PFASが含まれた消火薬剤に汚染された水が、2日連続で漏れていたことが明らかになりました。濃度は日本の暫定指針値の5万4400倍に達していました。

 ジョン・ミッチェル氏が入手した内部文書によると事故は、1月25日・26日の両日、基地内の売店にある物品搬入口で起きたものであること。消火用のスプリンクラー設備の部品が凍結によって破損し、内部のPFAS汚染水が2日間で計760リットル漏れ出しました。しかも、汚染水が410平方メートルの地面に広がって側溝にも流れ込みました。1リットル当たりの濃度はPFOSが240万ナノグラム、PFOAが32万ナノグラム、合計で272万ナノグラムです。日本の暫定指針値は1リットルあたり50ナノグラムですから、5万4400倍です。
 米軍は事故後、側溝からの水が、基地西部の福生市側に出る排出口を吸収材でふさいだということですが、ふさぎきれたのか強い疑問が残ります。
 スプリンクラー設備の管の中には事故後も、推定9,500リットルの汚染水が残っており、米軍が排出を試みたが失敗したようです。原因は不明だということです。また、同じような事故が起きる可能性があります。
 事故現場は民間地との境界から約100メートルしか離れていません。米軍は、事故について、なぜ公表しなかったのか、到底許されるものではありません。

 日本共産党都議団は11月6日、都市整備局に口頭で申し入れを行いました。その後、都は北関東防衛局長・横田防衛事務所長あてに口頭で「速やかに情報提供を求める」申し入れを行いましたが、これでは不十分です。
 そこで、下記の事項を要望します。

                                                                       記

 

  1. 東京都として、国および米軍から直接聞き取りをし、資料の提出をもとめることをはじめ、事故の全容を明らかにすること。その際、吸収材の処分はどうしたのか、基地外に流れた量はどのくらいなのかも明らかにすること。
  2. 東京都による横田基地への立ち入り調査を行えるよう、国及び米軍に求めること。