東京都2021年度予算案の問題点はここ! | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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毎月1回発行の「こんにちは 尾崎あや子です」3月号ニュースでは、東京都の新年度予算案について特徴と成果、問題点について掲載しています。

 

 

大型道路建設よりコロナ対策に集中すべき

 2021年度予算案を決める第1回定例都議会は2月17日から始まり、3月26日まで開催されます。

 東京都の予算規模は15兆円を超え、ノルウェーやスウェーデンの国家予算に匹敵します。今こそ、その財政力を発揮してコロナ対策に集中すべき時です。

 ところが予算案には、崩壊の瀬戸際にある都内の医療を支えている都立病院の医療スタッフを本格的に増やす姿勢がありません。

一方、陥没事故が大問題になっている東京外郭環状道路、大型幹線道路建設だけでも900億円もの巨額を経常するなど、従来の予算編成と変わっていません。

日本共産党都議団は、予算の組み替え提案を含め、コロナ禍のもと都民のいのちと暮らし、営業を守りぬき、自己責任ではなく、都民を支えるあたたかい都政を進める予算へと切りかえるよう全力をつくします。

 

<都議団の論戦と都民の運動で切り開いた前進>

🔶少人数学級⇒東京でも小学校2年生から5年間かけて35人学級がスタートします。初年度予算として2億円計上

🔶中小企業支援⇒制度融資の拡充や中小企業で働く従業員への融資が拡充。コロナの影響で住まいを失った方や就職氷河期世代への支援、再就職をめざすなど困難に直面している方たちに寄り添った緊急雇用対策など約2万人を超える雇用創出

🔶児童相談所⇒体制強化のため、児童福祉司、児童心理司が59人増員

🔶市町村総合交付金⇒5億円増額

🔶犯罪被害者支援⇒多摩地域への相談窓口設置

🔶保健所⇒都立保健所(多摩の5か所)に保健師11人増員。保健所についての調査費用が盛り込まれた

 

<この予算案でいいの?>

🔶都立・公社病院の独立行政法人化⇒準備予算として今年度の6倍・39億円。医師は6人増員、看護師は4人減

🔶福祉予算⇒特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、認知症高齢者グループホーム、障害者(児)施設の整備予算は軒並み大幅減額。

🔶都営住宅新規建設⇒石原都政以来22年間、新規建設ゼロ

🔶カジノ⇒調査費用として1千万円計上

🔶東京五輪⇒延期に伴う追加予算1200億円を含め4224億円を五輪関連予算に計上

 

*予算案の問題点などについては、予算特別委員会、それぞれの常任委員会で質していきます。