小池都知事は「築地を守る」「築地に市場機能残す」の公約守れ!議会は民主的運営を! | 尾崎あや子オフィシャルブログ「東へ!西へ!尾崎あや子の活動報告」Powered by Ameba

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都議会は、今、来年度予算の質疑を行う第1回定例会の開催中です。ご報告が遅れましたが、この間の都議会の状況など報告します。

 

小池都知事は、今年度最終補正予算として築地市場の跡地を市場会計から一般会計の財務局に5623億円で有償所管換を行う提案をしました。日本共産党都議団は、今年度最終補正予算で行う必要はなく、予算特別委員会で十分な議論を行うべきだと議会運営委員会に提案しました。しかし、都民ファーストや公明党などの反対で否決。付託された財政委員会や経済・港湾委員会では、委員会の運営を決める理事会が空転。定例会開会日(2月20日)の議会運営委員会の理事会には、都民ファーストと公明党が出席しないという異常な事態となり、都議会開会日の開始時間が大幅に遅れ、終了したのは夜中2時を過ぎていました。

 

日本共産党都議団は、都議会の異常な事態を打開するため、自民党、立憲・民主クラブ、維新・新しい・無所属の会、生活者ネットワーク、自由を守る会の6会派協同で、都議会議長に「都議会の正常な運営の確保について」申し入れを行いました。6会派の申し入れにより、経済・港湾委員会に小池知事が出席し一問一答ができるところまで動かしました。

 

3月4日、経済・港湾委員会で築地市場の有償所管換の補正予算について知事との一問一答が実現し、あぜ上議員と私が質疑しました。

 

あぜ上議員は、小池知事の一昨年の都議選直前の「築地は守る、豊洲を活かす」基本方針は知事の公約であるのに、1月に示された「築地まつづくり(素案)」には、「築地を守る」「仲卸の目利きをいかしたセリ、市場内取引を確保・発展」など触れられていないことを示し、公約違反であり謝罪すべきだときびしく迫りました。小池知事は「大きな方向性は変わらない」と議論のすり替え、後付けの理由に終始しました。

私は、今年度最終補正予算にする必要がどこにあるのかを追及。築地市場用地は、2020大会で駐車場の拠点となり、その後に埋蔵文化財の調査を行うことになり、埋蔵文化財調査はやってみなければどのくらいかかるかもわからないもの。しかも、埋蔵文化財の調査は、市場会計で行うことになっており、財務局からお金をもらっても、土地を渡すのはいつになるかわからない。今回の有償所管換は、市場会計の赤字の穴埋めであり、企業債の償還で現金が必要であり、土地を持っているよりも、現金の方が使いやすいからではないかと迫りました。

また、補正予算は急ぐ必要はないこと。小池知事の重大な公約違反であり、方針転換は明らかになりました。日本共産党都議団は、知事との一問一答の質疑を、引き続き継続することを求めました。