日本共産党都議団は、9月20日、豊洲新市場の水産仲卸売場棟の地下空間を視察しました。その際、地下に重機を搬入する入口が、水産仲卸、水産卸、青果の3街区にそれぞれあることが明らかになりました。
そこで、21日に記者会見を行いましたので、報告した内容を紹介します。
<豊洲市場予定地の地下空間の重機搬入口の存在について>
日本共産党都議団は、9月20日、19時30分から水産仲卸売場棟(6街区)の地下空間を視察。視察は、清水ひで子、かち佳代子、尾崎あや子議員の3人と事務局2人。
案内した課長に、重機の入口についてただしたところ、5、6、7街区に設けてあると説明。現場での案内を求めたが、その日はできないとのことであった。
現場での重機搬入口についての課長の説明によると、コンクリートでフタをしている。いざというときは、そのフタを重機でつり上げて、入れたい機械を分解して、重機でつり上げて入れる。その搬入口は、立面状ではなく、平面状に設置されている。そこは、通常あけるようなものではなく、メンテナンスということで開けるというよりも、改修、よっぽどの大がかりな工事の時にあける。アスファルト舗装の平面のところに設置してあるとのことであった。
共産党都議団として、入手していた6街区の「竣工図」(平成28年5月)で調べたところ、「ピット搬入口」と図面に明記されていることが確認された。
さらに本日21日の午前中、6街区のコンクリートでフタをした「ピット入口」を現認し、写真撮影しました。
このような地下空間にかかわる事が、隠されていたことは重大であり、都は全面的に明らかにし、公表すべきであると考えます。
以上