日本共産党都議団の調査で、舛添知事の新たな「疑惑」が明らかになりました。知事は「選挙に公用車を使ってはならない」となっているのに、目黒区長選挙の応援に舛添知事は公用車を使っていたことが判明しました。
日本共産党都議団は、この問題で記者会見を行いました。
＜舛添知事による区長選挙応援に公用車使用について＞
今年４月１０日（日）は、目黒区長選挙の告示日で、舛添知事は、午後２時から目黒区内の選挙事務所前でおこなわれた現職区長候補の第一声の応援にかけつけたことが、報道されています。
情報開示請求により入手した知事週間日程予定表（以下「日程予定表」）によれば、舛添知事は今年４月１０日（日）、「１４：００～」「政務」で目黒区を訪れています。
同じく情報開示請求により入手した知事の公用車の運転日誌によれば、この日、公用車を使って目黒区を訪ねています。
都の公用車の管理等に関する規則（東京都自動車の管理等に関する規則）の第１条で、公用車は「公務」のために使うものと明記されています。税金で運行・管理されている公用車を、選挙の候補者の応援のために使うのは重大なルール違反です。
首長や議員が選挙応援に公用車を使用することは、全国各地でくりかえし問題になっています。議員による選挙応援への公用車使用は不当利得にあたるとの住民監査請求や住民訴訟があり、議員が当該の公用車使用による経費を返済した例もあります。
大阪府、愛知県、長野県などでは、知事の「政務」には、自前で用意した車が使われています。
舛添知事の「日程予定表」によれば、今年４月１０日（日）の公務は、昼の１２時２０分で終わっています。その後は、１２時２０分～１３時１５分に昼食で、その後は１４時～「政務」目黒区の日程だけです。
公務後の選挙応援のための目黒区への移動および帰宅までの公用車の使用は、あってはならないことであり、日本共産党都議団は、舛添知事に対し、今年４月１０日（日）目黒区の公用車使用による経費の返還を求めるものです。