PENTAX K10D | 月桂樹の森

月桂樹の森

FULLRANGE 5E-AT

PENTAX K10D 2006年

 

縁あって入手した、私初めてのデジタル一眼レフカメラです。

フィルム機に比べるとやや小ぶりですが、無理に小さくはならず、

大変ちょうどいい大きさと重さ。良く手になじむ印象があります。

 

はっきり言って古いカメラです。正直、現代の感覚ではこれも実用に堪えないと思います。

画像はノイジーでISO1600で使い物にならない、被写体によってはピントが合いづらい、

(追記:ピントがずれてしまうのが持病のようです。デバックモードから調整して改善。)

ディスプレイも荒く暗く、綺麗に撮れているのかは帰ってPCで見ないとわからない。

持病らしいですが、写真がすべて傾いている。

薄暗い時間帯にはもう手振れやノイズに気を使い始め、

綺麗に撮れてるかな?と、不安と期待を胸に家へ帰る。もうフィルムカメラの感覚です。

フィルム代のかからないフィルムカメラです。

 

こんなカメラですが実は気に入っていて、最近出かけるときは持ち歩いています。

 

撮れる写真が好きなんです。うまく撮れれば。

この曇り空のじとっとした雰囲気が好きです。

フィルムカメラはこの感じがよく撮れるところが好きなのですが、

このK10Dもフィルムに通じるような味を持っている。そんな風に思います。

 

調べればこのカメラ、センサーがCMOSではなくCCDなんですね。

それがこの撮れる写真の雰囲気に大きく付与しているようです。

CCDファンがいるのも少し理解できます。

 

ちゃんと一眼レフなので、背景をぼかした表現もできます。

これも今まで一眼レフはフィルムしか持っていなかったので、デジカメでできるのは新鮮です。

 

そんな理由で、古いカメラながら最近よく使っています。

まだまだ使いこなせずボツ写真が多いのは難点ですが、

せっかくフィルム代がかからないので、そんな苦労も楽しみながら慣れていきたい所存です。