八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -57ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

「ピアノ初めてですが、体験レッスンさせて下さい」
約1年半前、若い女性がいらして下さいました。

 

「楽器おもちですか?」
「いえ、持ってないとだめですか?」

 

こんな会話から始まりました。

 

楽譜の読み方、音楽の基本、簡単な練習の体験・・そんなレッスンでした。
ピアノでなくても何か楽器が手に入った時につながる様に・・・との思いでした。

 

数カ月後、楽器を買いたいと言ってくれた時、私自身が嬉しかったです。

 

ご主人にお願いして、電子ピアノなら・・・という事でした。
本人はアップライトが欲しいのに・・と困ってました。

けれどご家族のお気持ちも大切ですから、ここは1つ長期戦という事で(笑)

 


それから約1年、不思議な事に気付きました。

 


発表会等で演奏を聴いていると、その人が普段練習している楽器が大体わかります。

ヤマハのピアノの方の特徴、電子ピアノの方の特徴・・・

 


けれど、この方のレッスンをしていると、電子ピアノでの練習と思えないのです。


もちろんまだ短い簡単な曲しか弾けませんが、音を味わって大事に弾きます。
フレーズも丁寧に歌います。不快な音には自分で気付き勝手に練習してます。

 

レッスンで弾くのは、シードマイヤーのグランドです。繊細なピアノです。
おそらくそのイメージを持ち帰り、自宅で練習しているのでしょう。

 

「うちのピアノでは、こういう音出せなくて~」と仰ってます。

 

お父様がよくショパン等のCDを聴いていらしたそうで、環境もあるのでしょうか。

 


ピアノ練習環境はなかなか思う様になりません。

けれど良い演奏、作品に触れ、機会あれば良い楽器に触れ、その感覚をイメージする。
目に見えないけれど、大切な経験なのでしょうね。

 

とても成長が楽しみな、自慢の生徒さんの1人です(*^_^*)

 


そういう訳で、キーワードは「想像力」

 

あ、もう一人ショパンが大好きな方、
普段アップライトなので、広がりを意識しましょうね・・・

 

その結果「グランドピアノの向こうの男性に愛を語る?」とか何とか(笑)

 


「妄想力」でいきますか?(笑)



ピアノは楽しい!ずっと続けたい!
そう仰って、通って下さる様になった生徒さん。
物静かで、音楽が大好きな方です。

 

一時期お休みされる事がふえて、注意が必要だな~と思っていました。

 

そして数か月前の事

「私は全く素質がなく、ピアノを弾く意味がないと思うのです」

「期限決めてやめようかな~と考えてます」

「先生は悪くないです。私に素質がないのです。」


そう相談されました。

 

その会話を、後の生徒さんが聞いていらっしゃいました。

「ピアノを弾く意味とか、期限とか、深刻な方ですね~」

「う~ん・・・・・」

 

 


最初のレッスンで驚いたのが、物静かなご本人と似つかわしくない乱暴な弾き方でした。
拍子は狂い、気が向くまま弾き直し(叩きなおす)・・・



ご本人には言えませんが、レベルの問題でなく騒音になっていました。

 

 


「前の先生は何も教えてくれなくて、もっと上手になりたいです。」

そう仰っるので、気長にやろうと思いました。

 

 


問題なのは、それまでの習慣と経験によるご本人のプライドでした。

 

「まず拍子を守りましょう。ここ1拍足りないですよ」
私にとっては普段のレッスンでよくする、ごく普通の注意です。

 


しかし「今更そんなことを言われるなんて、・・・」
と深く傷ついてしまうのです。

 



拍子が成立していないという自覚がなく、又その事に関心がない様です。

 

「3拍休みですから、待って下さいね」
これも、普段のレッスンでよくする、ごく普通の注意です。


しかし「私、音符は読めます」と、険しい表情になります。

 

休符を守るという事に関心がないのですね。


 

基本が守られていない演奏がどう聴こえるか・・・
全く関心がない様で、私の注意をうるさく感じていらっしゃる様でした。


それより、「この音階はどうやったらもっとはやく弾けるの?」
そういう話に、とても熱心に耳を傾けます。


 

おそらく注意が疎ましく、思い切り叩けない事にストレスが蓄積されていたのでしょう。

 

 


他の生徒さんは全く問題ないのです。


「あれれ、3拍子になってないよ~」「うっそ~!」


「お~い、ちゃんと3拍休んで」「先生、まだ~?!」

 

「無理して速く弾かないで」「先生、秘訣教えて?」

 

 


皆さんと同じ様に、こんな風に心を開いてくれたらと思います。

 

 

 

「期限決めてやめる」と仰っても、その後もずっと来て下さってます。

他の方に対してと同じ様に、明るく普段どおり接する事にしています。

 


 


一方的に叩くのは、騒音の自己主張に過ぎないという事。
音楽はコミュニケーションであり、自己表現なのだという事。

 


音楽性、大切なのは「素質の有無」ではないのです。
「当たり前の事をきちんと積み重ねていく事」

 

 


その事に気が付くまで、ここに来て下さる事を祈ってます。

まだまだ私もダメですね~・・・(ため息)



積み重ねが大事とは・・・今度具体例をあげて記事にできたらと思います。

これからクリスマス等で演奏される方も多いと思います。


レッスンでは上手に弾くより沢山失敗して下さい。本番は想定外のミスします。

色々な失敗を経験しておくと良いです(*^_^*)

 

 

ピアノを始めて日が浅い方

 

小節数にして16小節以上の曲を弾かれるなら、事前に準備しましょう。


大体の曲は4小節1まとめに作られている事が多いです。
4小節ごとに分けて、何回も弾いておくと良いです。

 


通しての練習のみでは、途中止まった時最初に戻らないと弾けなくなります。
途中から弾ける様に備えておきましょうね(*^_^*)

 

 

又16小節は結構長いので、緊張を保つのは慣れないと大変です。
分けて練習すると同時に、日に1度は模擬本番をしておかれると良いです(*^_^*)

 

 


想定外のミス、実は原因があるのですね。


恥を忍んで、私の失敗


長らく弾きこんだブラームス間奏曲・・・まさかまさか・・・
途中1小節、左手すっぽり「記憶が抜けた」のです。

 

何という事でしょう!

 

適当につなげましたが、そういう所に限ってすぐリピート(汗)
繰り返しも同じ様に弾きました。


 

あ~ぁ、ほら、友人がさっそく突っ込んできました!



「どこの楽譜を使ったの?」・・・「原典版」
「え?」・・・・「その通り弾けなかったけど・・ネ」
「繰り返しも同じだったから」(しつこい突っ込み!)・・・「繰り返しも間違ったの!」


 

この箇所は昔初めて譜読みした時、間違って覚えた所です。

本番の悪魔、自分で作っていたのですね。


譜読み、大切ですね(汗!)