八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -19ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

12月13日にクリスマス発表会を開催致しました。

今年は素敵なゲストの方にお越し頂きました。

神奈川県横須賀市のピアノ教室ミュージックサロン♪カンタービレ♪
を主催される望月先生、

年末のお忙しい時に、遠方からお越し頂き、ありがとうございました。
ご主人様が個人経営されていらっしゃる和菓子店の、美味しい羊羹と栗きんとんまで頂き、恐縮です。

http://shonan-seian.e-yokosuka.jp/phone/order.htm

とっても美味しく頂きました(*^_^*)

エレガントで素敵な先生でした。

うちの生徒さん達、私より望月先生に習いたいかも?(汗)

遠くから演奏を聴きにきて下さいまして、ありがとうございました。

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発表会では生徒さん達の事、ついつい心配になりますが・・・

でも大丈夫!と信頼し、少し離れて聴いておりました。

もちろん緊張して、想定内に皆さんやらかしましたが(笑)

それで良いのです。それが発表会の想い出です。


それより、聴いていて心温まる様な演奏で、嬉しくなりました。


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家では電子ピアノで練習している人、消音ピアノのみの人。様々です。

グランドピアノ所有の生徒さんはいません。

週一度、ここに来て、古い天然木で出来た、昔のピアノに触れて音を楽しんでいます。

合板でなく、隙間の多い天然木の響きは、何とも言えない優しい響きです。



弾いて「きれいな音・・・」と思うと、自然に綺麗な音を出そうとするのですね。

楽器が応えてくれて綺麗な音を出してくれると、嬉しくなります。

音に耳を傾け、自分で求める音を作る様になります。自然に・・・

全員、とても音を味わって丁寧に弾いて、聴いていて幸せでした。

楽器が良いからというだけでなく、弾き手が楽器と対話しているのです。

大人の方も子供達もです。正直驚きました。
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調律は平均律でなく、バッハシール1.5、概ねキルンベルガーに近い調律。

ド、ミ、ソ、と、♯ファ、♯ラ、♯ド

同じ長三和音ですが、各音程が実際違います。

(平均律のピアノでは、各音程は全部同じになります。)

響きの色合いの違いがはっきり現れます。



平均律が一般化してきたのは、ドビュッシーの頃という話です。

つまり、ショパンやシューマン等々は、平均律を想定して書いてないのです。




例えば、黒鍵の多いショパンの曲の、何とも言えない響き

転調した時のニュアンスの違い

平均律のピアノでは体験できない響きを、レッスンで自然に体験しています。

そのイメージを家に持ち帰って弾く訳です。

ピアノが弾き手を育ててくれるのです。

常々、良い楽器、フォルテピアノ等の古い当時の楽器に触れる機会があったら、どんどん弾いてきなさい!と言ってます。

楽器が教えて育ててくれる事がたくさんあります。

本人が自覚してなくても、それは貴重な体験として蓄積されます

そして時期が来た時、その体験の有無が大きな差となって現れます。

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小さな教室なので、毎年、友人が応援に来てくれます。。

小さな子供が退屈しない様に、
お洒落な大人のクリスマスに、
アンサンブルの楽しさを

こんな無茶なリクエストに見事な選曲で応えてくれました。

大人3人が寄り添って窮屈そうな、6手連弾、楽しそうです。

様々な打楽器を持参し、楽しませてくれました。



選曲が素晴らしいという事は、多くの曲を知り、弾いてきた経験が背後にあります。


演奏の後は、お客様と大人の生徒さん達と談笑

ピアノの構造や歴史

楽譜の出版社の選び方

作曲家のこぼれ話

なぜベートーヴェンのお父さんがアルコール依存症になったのか?とか

貴族のお抱えピアニストの決闘、勝敗を何で決めたのか?とか

ヘンデルとスカルラッティの音楽対決etc


豊富な知識から、たくさんのお話をして下さいました。

この中の何かのエピソードが、演奏のヒントに将来なるかもしれません。

もちろんならないかもしれませんが、いいのです。

目から鱗のお話 とっても楽しいです。



せっかく楽しくピアノを学んでいるのです。

誰かと競争したり落ち込んだり、ダメだ下手だと落ち込んだり・・・・

それでは寂しいです。でもそういう方が多いのです。



それよりも

子供達には、楽しく音楽を続けて欲しいです。

ピアノが弾ける事、聴いてくれる人やアンサンブルしてくれる人がいる事は幸せな事です。

「ありがとう」という気持ちを持って欲しいと願います。

周りの人達に応援してもらえる様になって欲しいと願います。



大人の方達には生涯学習として、知る事、弾く事、聴く事、を楽しんで頂けたらと思います。


何より、すぐに結果がでない事に焦らず、少しずつを我慢強く、楽しく続ける楽しさを知ってもらえたらと思います。


多くの方々に支えて頂いて、今年も無事発表会を終える事が出来ました。

要領の悪い私の為に、準備を手伝って下さったお友達、アシストしてくれた生徒さん、

本当に助かりました。



ありがとうございました。(*^_^*)

来月のイベントは、フォルテピアノ試弾会、ショパンの世界!

楽しみですね(*^_^*)

更新が滞って申し訳ありません。

1つだけどうしても書いておこうと思いました。


ハノン39番、スケールはよく生徒さんにも練習して頂きます。

レッスンの最初にやります。

手首の使い方や、親指の使い方、最後のカデンツの弾き方等を色々説明します。

回を重ねるうち、きれいに弾ける様になってきた!

よしっ!いいぞ~!

で、以下実話です。

例えばある時・・・次、ブルグミュラー、25の練習曲、「無邪気」

折角ハノン頑張ったのに、何故か全て元の木阿弥

特に最後の4小節、ドタバタ

「それではまるで落石です!」

「すみません!必死なんです」(お気持ち解ります)



で、例えばある時・・・次、ツェルニー30番、8番

折角ハノン頑張ったのに、こちらも全て元の木阿弥

バタバタバタバタ(廊下を走らないで下さい!と言いたくなります)




「あの~、ロココでお願いしたいんですけど

「32分音符でパニックなんです!」(お気持ち解ります)




つまり、ハノンで折角練習した事が役に立ってないのです。



基礎練習というと、エクササイズ的な要素があります。

只、そこで培った事が、実際の演奏に結びつかないと、奇妙な事になります。



思い出すとホラーですが、昔々音大時代

練習室から聴こえる恐ろしい音

ショパンの幻想即興曲を練習していると思われる練習が聴こえてきました。

右手の速い16分音符を、ひたすら付点でハノンのごとく・・・


その音はあまりの不快さに、今でも耳にこびりついています。

何の心も意識もない、ショパンの姿を借りた恐ろしい音の連続に、頭がおかしくなりそうでした。

基本、付点のリズムは、スキップの様に、弾むリズムです。

そういう性質のリズム、リズムの持つ表情です。

この曲には違和感があります。

めく流れる様な右手の16分音符、ゆっくりでも、そう弾いてほしいのです。

美しい曲を無神経にガチャガチャ弾かれると、とても悲しくなります。

又、そういう感性が怖いのです。


又、そうやって練習しても、幻想即興曲をそう弾くのでなければ、全く無意味な別な練習をしている事になります。

もちろんそんな風に弾かれたら、それこそ恐ろしいですが・・・


ハノン39番スケールも、出来るだけきれいに、最後のカデンツまできちんと美しく弾く様に言います。

音階は音階らしく、美しく弾かねばなりません。

ドタバタジタバタ弾くのは間違いですよね。



つまり音の動きには、それ自体に表情があります。

それを味わって弾く事が大切なのです。



半音階とは調性から遠く、隙間のない音階です。

そして隣り合った半音という音程は、不安を感じさせます。

半音のトリルは、虫の羽音にきこえますよね。

半音とはそういう音程ですから、そういう気持ちで弾く事が大切です


そして鍵盤上の半音の間隔、手の感覚として覚えて下さい。大変狭いです。



べートーヴェンのソナタ1番の1楽章、執拗に繰り返される半音、

その半音の不安、訴える様な何かを、きちんと感じて弾く。

そうする事で、音の羅列に命が吹き込まれます。

その時、>やsf、等の細かい指示を初めて理解できるのです。




ハノンの様に、特定の動きを何度も反復する時は注意が必要です。

その特定の動きが持つ性質、を、きちんと意識する事です。




1番なら、最初の音だけ3度に開き、後は音階です。

1歩ずつ、丁寧に上がる、、降りる、そんなイメージでしょうか。

その時、同じ指が隣の音を弾く時と、3度離れた音を弾く時の、指の感覚

それをよく感じて、手の感覚として記憶して下さい。




2番なら、1拍目が6度に拡がる大らかさ、2拍目が滑らかな動き

6度という広さを、感覚で手が記憶する良い練習でもあります。



度の練習は、中身が詰まった響きを感じて下さい。

3度という音程は、調整の中でも大切な役割を担います
(ドミソ、のミを半音下げれば、短調の響きになります)

長3度、短3度の手の感覚、響き、よく感じて下さい。


ハノンは大変効果がありますが、劇薬です。

ハノンで感性を壊してしまう危険が大変大きいのです。

絶対 独学で速く弾こうとしてはいけません



感覚を研ぎ澄ます事は、大変しんどく疲れます。

ピアノを弾くとき、普段は楽しく弾いて良いのです。

只、普段の練習の中で、1日1度でもいいです。

ご自身の感覚を研ぎ澄ましてみて下さい。


音の並び方、音の動き、手の感覚等々

様々な事を意識するには、まず、ゆっくり練習して下さいね。


一つだけ注意

脳みそフル回転なので、練習後に甘い物がやたら欲しくなります。

食べ過ぎ注意

・・・・)*^_^*(・・・・

すみません。

13日に教室の発表会、23日に自分のコンサートという、凄いスケジュールで、今ブログの方を失礼させて頂いております。

皆様のブログには時間が許す限りご訪問させて頂きます。

少しの間お休みを頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。

それにしても・・・・・

何十年もピアノ弾いているのに、こんなに下手なのかと、泣きたい気持ちです。
(毎度の事ですが)

何度やっても弾きにくい所は、結局音楽として何か間違っているという事で、今更解りきってることを実感・・・・(汗)

皆様も風邪等にお気をつけて師走を乗り切って下さいね(*^_^*)