子供時代にバッハの小品やクーラウやクレメンティ等の古典派の曲を学習する事が多いです。
複数の声が同時に歌う対位法を学ぶのにバッハ等の作品
和音の役割を感覚的に習得できる古典派の作品
ここを経て、シューベルトを入り口にして、ショパン等のロマン派の作品に入る事が多いです。
ここでは教材の面から古典派作品を経る事について書いてみます。
調性音楽の場合、ドミソ、ドファラ、シレソ、ドミソ、の様な和音の機能(役割)があります。
古典派等の曲はシンプルなので、子供時代に学習する事で和声感覚が身につきます。
ロマン派以降になると、この和音にあれこれ装飾や迂回音がついてきます。そして転調も多様化してきます。
シレソはドミソに解決する(緊張→解決)、
この緊張→解決、によって、て今何調か解る!
この音をきっかけに転調する!
という様な事が感覚として基本身についていると、音楽の理解度が深く、かつ早くなります。
又、和音や分散和音を沢山弾くと、指使いがすぐ決められる様になります。
左手で、ドミソ→ドファラ→シレソ→ドミソ
531 521 531 421
レガートに弾こうとすると、同じドミソでも、最初と最後の指使いが変わります。
すぐそう弾けると楽です。
ほんのごく一例ですが、この様な基本が少しでも無意識に出来る様になると大変楽なのです。
大人の方は、ここを経ずにショパン等に入った方も多いです。
ソナチネ1曲練習するのも大変ですから、少しでも好きな曲に貴重な時間を割きたい、というのも理解できます。
それはそれで良いと思います。
でもそんな訳で、時々古典派のソナチネ等も是非、気が向いたら弾いてみて下さい。
ここで、モーツァルトのソナタでも良いのですが、そうなるとそれ又、時間がかかって大変です。
じっくりよりも数をこなしたいのです。
この練習に良いのは実はツェルニー(笑)
辛い辛い練習曲~~~とか、考えるのはやめて(笑)
テンポを上げる、となるともちろん嫌になります。ゆっくりでいいです。
本当にシンプルな古典派のパターンや和音の基礎が習得できるのと、パターンが身につくと譜読みが早くなります。
色々考えたのですが、比較的自分にとってかなり簡単だな~と思えるレベルに落として、無理のないテンポで、日々の練習の前に、譜読みしてウォーミングアップ程度に弾いてみると良いかと思います。
ゆっくりでいいので、無味乾燥でなく、可愛く素敵に弾いて下さい。
ついつい嫌われ者ツェルニー、構えてしまう方も多いです。
実際話題になるほど重要な作品でなく、一定のパターンに基づき様々なレベルに応じて量産された練習曲です。
でも、このパターンが身につくと楽なのです。
量産化した位なので大した曲でないのですが、それを可愛く素敵に弾けるのは、大変大事なスキルです。
素敵な演奏をする方は、音楽の中にある素敵な要素を見つけ出し、それを魅力的に弾く習慣が身についているのです。
1曲をじっくり!も大切ですが、ちょこっとした曲を沢山、素敵に弾くのも実は大事です。
大人になってピアノを始めた。
子供の頃、習ったけれど早くに辞めた。
あまり古典派を弾いてない。
という方は是非(*^^*)
「子供の為の」、とか「リトルピアニスト」とか、色々あります。
1冊コンプリート目指すというより、日々の練習前にちょこっと弾く程度に続けてみて下さればと思います。
大人は色々やり方があるので、利用法も様々。
色々考えてみるのも楽しいです(*^^*)