23日のコンサートは無事終了致しました。
手応えもあり、幸せに弾かせて頂きました。
只課題も残るので、もう少しラフマニノフと一緒にいたいと思います。
「楽興の時」何と素敵な作品でしょう(*^_^*)
もうしばらく、弾き続けていこうと思います
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
来年早々、生徒さん達とフォルテピアノ、プレイエル試弾会を開催致します。
生徒さん達、私がさぼっていたら、各自フォルテピアノの歴史やら、書籍を読んだり自主的に勉強してくれてます。
「先生、英国式突き上げハンマーって?」
「ウィーン式は、ハプスブルク支配下で広まったのですか?」
と、突然質問が飛んできて、あせります。


皆さんが、自主的に楽しんで学んでくれて、何だかワクワクします。
生涯学習として、知識を得たり練習する事を楽しんでくれます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の大人の生徒さんのハノンのスケール39番は、変イ長調、As-Dur
♭が4つ。
ショパンの曲も、変イ長調、As-Dur、多いです。
折角、ショパンの時代の調律にしてあるのです。
今日は、As-Durを味わって、そう、ショパンをイメージして弾いてみましょうか?
これが、ハ長調、C-Dur、なら、モーツァルト風に、良いですね。
でもモーツァルト作品は、ほぼ調号3つまでなので、変イ長調、As-Dur では違和感ありますから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゆっくり、なるべく鍵盤の近くから、そっと優しく弾きます。
指は少し寝かせて、なるべく水平に鍵盤をそっと押すと優しい音になります。
特に親指の前の音を弾くとき、ふわりと力を逃がし、親指はそっと大事に弾きます。
「もっと大事に、もっと優雅に美しく弾ける!・・・・」
時には
「もっと軽やかに羽の様に弾ける!・・・・」
と私、これだけ言ってれば、勝手に正しい弾き方になってきます。
最後のカデンツでは、何とオクターブ親指滑らせ奏法まで、自分で会得されました。
ショパンを弾くのに必須のテクニック。
ペダルに頼らず、オクタ-ブや和音を、手でレガートに大事につなぎます。
ここまで来るのに、2年かかりました。
最初は手首バタバタ、指は第二関節からパカパカ。
親指ドスン!の直後に、ひじ鉄攻撃!
当然音階もガタガタ
本当、コツコツ努力され、今では美しい音階を弾いて下さいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このハノンの39番、全ての調、メトロノームで、はい、「もっと速く弾いて」
そればかりだと、調性に対する感性が磨かれません。
最後のカデンツァで、響きに対する感性を育てる事もできません。
平坦、天真爛漫、明朗、クリア・・・・・そんな雰囲気のハ長調
柔らかい、温かい、優美、やや陰のある・・・・・そんな雰囲気の変イ長調
もちろん感じ方、表現する言葉は、その人その人で違うでしょう。
でも、何も感じずに全ての調の音階を弾くのは不自然です。
響き、調性に対する感覚も同時に磨いて欲しいのです。
私は技術はないけど音楽性はあると思う・・・・と仰る方、時々いらっしゃいます。
おそらく、私は指が速く回らないし跳躍も苦手、という事だと思います。
けれど、技術と音楽性は別の物ではありません。
一緒に呼吸し、歌う事ができれば、相応しい身体の使い方になり、弾けるのです。
もちろん練習は必要ですが、練習すれば「弾ける」という気持ちになれます。
そういう練習は楽しいはずです。
13日の教室発表会で黙って聴いていて、ちょっと嬉しくなりました。
子供達も大人の生徒さんも全員!聴いていて幸せな気持ちにさせてくれました。
もちろん、親ばかもあり、暗譜落ちなどの想定外もありました。
でも、今の自分に出来る限り、美しく弾こう!という気持ちが伝わります。
きっとこの楽器が一番の先生なのでしょうね(*^_^*)
来年早々、一緒にショパンの世界を、覗きに行ってみましょう。
ショパンのイメージしていた世界、平均律の現代ピアノでは決して知る事ができません。
ショパンの舟歌は、嬰へ長調、
エチュード エオリアンハープ、変イ長調、
なぜ、その調なのか、きっと納得できるはずです。
そしてその響きのあまりの美しさに、きっと驚くと思います。
それを少しでも体験したとき、その後の弾き方は必ず変わります。
というか、強いショックを受け、必ず変わる。
そういう感性を一緒に育ててきたのです。
ハノンを只、テンポを上げて弾くだけでは、それを感じる感性が育たないのです。
未知の世界の入口まで、ご案内致します。
幸せに音楽を一緒に続けましょうね。
音楽は、愛ですから(*^_^*)