大人のレッスン、時に楽しく知識を広めていきたいです。
一緒にユーロピアノさん主催の下記のイベントを覗いてみます。
http://www.euro-piano.co.jp/event/80220141005/
調律、音律のお話です。
ミーントーンとキルンベルガーに調律された鍵盤楽器で、バッハやモーツァルト等を演奏して下さいます。
音律?ミーントーン?キルンベルガー?






となるので、で生徒さんには、予備知識が必要です。
頑張って一夜漬けで資料作りました(汗)
以下、その一部です。
私達の弾く現代ピアノは12平均律で調律されています。
1オクターブの中に白鍵と黒鍵、12ありますね。
この調律法が広まったのは諸説ありますが、19世紀後半?でしょうか。
ドビュッシーの時代あたりとも言われます。
ショパンが亡くなったのが1849年。
私達が普段演奏する作品の多くが、12平均律を想定して書かれていないのです。
けれど私達は12平均律の現代ピアノで演奏するのです。
余談ですがバッハの平均律クラヴィーア曲集
J.S.Bach
Wohltemperiertes Klavier (原題 Das Wohltemperirte Clavier)
は平均律ではないの?と質問されます。
wohltemperiert(e)とは『よく調整された音律』という意味。、
諸説ありますが、全調が演奏できる様に調律されている・・・
だそうで、12平均律とは考えにくい様です。
では、それまではどういう調律なの?
なぜ、平均律を昔は使わなかったの?
大変大雑把な説明ですが、

弦の太さが同じ場合の弦の長さの比率。
1オクターブ 2;1
完全5度(例 ド→ソ) 3:2
セントという単位を用いて表します。半音100セントです。
1オクターブが1200セント、
完全5度(例 ド→ソ)702セント
平均律では700セント
おっと!

鍵盤足りなくなるので、途中何度かオクターブ下げます(笑)
ド~ソの純正な702セントを強引に700セントにするからです。
半音100セントに対し24セントのズレは大きいですね。
けれど中世の時代、教会で神聖とされる純正の5度は大切です。
なので、ズレをどこで解消するか、が問題になります。
又、その後和音という概念が出てくると純正の3度も大切になってきます。
ド→ミ は純正では386セント
平均律(現代ピアノ)では400セント
純正のド~ミの響きは本当に美しいです。
こうして生じるズレを何とか解消しなくてはなりません。
あまり使わない音に押しこめたり、少しずつズラしたり・・・
ミーントーン、キルンベルガー等、
音楽、特に鍵盤楽器の発展と共に、生まれた調律法なのです。
平均律は・・・
純正な響きを捨て、音のズレの解消を最優先した調律法なのです。
鍵盤楽器や音楽の発達とともに、ズレや唸りで使えない音があると困るのです。
トリル等の多用により、純正な響きの重要性も減ったのでしょう。
バッハ、モーツァルト、ショパン等々
もっと美しい響きだったはずです。
平均律の現代ピアノでは、味わえないハーモニー。
調律や楽器の歴史を辿り、その当時の調律法を実際に体験させて下さいます。
時には、失われた美しい響きに心をよせてみたいです。
実は私が一番楽しみです・・・(*^_^*)