演奏活動を続けるという意思を持つ事 | 八王子高尾 ピアノ教師 の日記

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

私の様に、音大を出ても海外有名コンクール等の入賞歴がない者は、演奏活動を続ける事が困難です。

音楽教室を開き、生活できるだけの生徒さんを集めれば、自分の演奏活動は出来ません。

自分のスキルを磨くのに、当然、毎日大変な練習量が必要なのです。


この教室も、生徒さんの総数、15人位です。


宣伝せず口コミとこのブログだけで生徒さんが集まってくれました。

一人一人に個人指導し、自分の練習もとなると、これがほぼ限界です。



私はどうしても、適当に教えるという事が全くできません。

レッスン時間も長いですし、テキストや教材も一人一人捜したり作ったりします。

何十人もの生徒さんを持つ事は出来ないので、ひっそりやり続けるつもりです。



先生は、生徒が憧れる様な演奏を常に出来なくてはなりません。

又、苦労して技術を磨いた人でないと、きちんとした奏法は教えられません。

(アマチュア同士で勉強会しても、奏法だけは決して正しい答えが出ていません。)


演奏と指導の両立は、大切な事なのです


けれど演奏活動の継続は本当に大変です。



卒業後、まず楽器を抱え家賃を払う事が出来ません。

多くの方が生活の為に他の仕事を掛け持ちします。私もやりました。

やがて、そちらが軌道に乗り、演奏活動をやめる方も多いです。

やめたら、戻るのは大変です。



「石にかじりついても続けなさい!」

やめて後悔された方は、そう忠告して下さいます。



コンサートを1人で開催しようと思うと、まず費用がかかります。

チケットをそれに見合うだけ販売するのは大変ですし、まず無理です。


演奏時間2時間余りのプログラムが必要です。

それを年何回か開催するとなると、相当量のレパートリーが必要です。


コンサートを企画準備し、生徒さんを教えたり、生活の為の仕事をし・・・

その上それだけの練習をする事は無理なのです。

費用も多額の持ち出しとなり、継続する事が出来ません。



自治体などがよく、一般市民が無料で出演できるコンサートを企画して下さいます。

すると、そうそうたるキャリアの方々が応募に殺到するのが現状です。

皆さん、本当に演奏の場がないのです。



1曲15分程度の曲を数ケ月後に演奏する場合、完成に要する日々の練習量。

最低でも3時間45分程度という数字が出ています。


どう計算されたのか知りませんが、これは大体当たっています。

難曲の場合、曲数が多い場合は、6時間程度は必要になります。

この位が限界ですが、お尻に火がつけば8時間位弾いてます。


生徒さんを教え、事務手続き等準備をし、日々5時間近い練習、各種勉強・・・

平均的な、演奏家と教師を兼ねているピアニストの生活です。




22日の日曜、目黒パーシモンホールのコンサートに出演させて頂きました。

1人では費用等大変ですが、私の様な人達が集まり、演奏活動を重ねております。

この企画だけでも、年数回、出演させて頂いてます。


私も何年もかけて、少しずつ自分の演奏にお金を出して下さるお客様を増やしてき
ました。

生徒さんにも決して、チケットを強制はしません。

お金を払っても聴きたいと思って来てくれる方に、来て頂ける様に。

それが出来るのも、この企画はジョイントで、費用が良心的なのです。



企画をして下さった方には、本当に感謝しております。

お客様も大雨の中を来て下さって、本当に感謝の気持ちで一杯です。





今回の曲目です

ソロ・・リャードフ舟歌 作品44   ショパン舟歌 作品60

ソプラノ伴奏・・シューマン 歌曲集リーダークライス 作品39(12曲全曲)

 
伴奏もきちんと結果を出さないと、2度とまかせて頂けません。

お金を払って聴きに来て下さる方の前で失敗すれば、次回はありません。


失敗は許されず、それを積重ねるのみです。

でもそれが集客につながります。



まず当然きちんとした演奏をする事、そして集客できる様になる事。

そうすれば、企画者からお声をかけて頂ける様になります。



音大卒業後、留学から帰国後、演奏活動が続かない・・・・確かに大変です。

相当なキャリアを持ち、相当ピアノを弾ける方が、相当な数いらっしゃるのです。



けれど、せっかく子供の頃から練習を重ね、自分で音楽の道を選んだのです。

どうか弾きたいという強い意志を持ち続けてほしい。

諦めず、石にかじりついても続けて欲しい。


切にそう願います。