最近、アマチュアの方の演奏を聴かせて頂く機会が何度かありました。
気づいた事がいくつかありますが、その中の1つ
曲が終わる時、最後の音を出した瞬間、気持ちが抜けて、勝手に曲をご自分で終わらせてしまう方が多い・・・
(現役の音大生にもそういう方がいるのには少々驚きます。)
楽譜の流れは時間の経過と同じ、曲が終わる瞬間は、終止線の瞬間です。
例えば4分の4拍子とすれば、曲の終わりは
・・・1拍→2拍→3拍→4拍→(1)・・・・次の1拍の直前で終わりです。
たとえ最後が休符でも、それまでは休符として、つまり「間」として音楽が続いてます。
曲の終わりは、多少テンポを緩めることが多いので、拍はそのまま緩めつつとることになります。
1曲を演奏する事は大変です。最後の音を弾いた瞬間、気持ちが緩むのも理解できます。
しかし、これは大変聴き苦しくおざなりな印象を与えます。演奏が途中で放棄されるからです。
恐ろしいのは、こういう事が平気でできる感覚になる・・・という事です。
そういう方は曲の大きな切れ目、節目節目でこの様に演奏する事がよくあります。
休符の場合に、その「間」が、よくはしょられてしまいます。(僅かですが聴き苦しいです)
そうなると曲の根幹である大きなリズムがくずれてしまいます。
これは、最初からきちんと指導すればすぐ身に付くことです。最初のうちは実行する事が困難ではないからです。
でも他で何年か習った方が初めていらしたとき、ほとんどの方が出来ていない。
そして、レッスンでその事を注意しても、最初は聞く耳すら持たない・・・
(そんな事より先生、この難しい所、どうやったら弾ける様になるの?・・・と顔に書いてあります)
でもこういう事なのです。
まず曲の終わり、きちんとリズムをとる→身につける
曲の切れ目も、きちんとリズムをとる→身につける
常に正しく細かくリズムをとる→身につける
テンポがゆれても正しくリズムをとる→身につける
どんなにテンポがゆれても正くリズムをとる→身につける
どんどん細かくリズムがとれる→優れたリズム感が身に付く
優れた音楽感とは正しい練習の積み重ねです。練習は正しく行わないと意味がありません。
演奏を聴けば普段の練習がすべてわかります。自分もその事を常に忘れない様にしないと・・・怖いですね。