先日見学させて頂きましたピアノ練習会に、1名プロの男性が演奏されました。
その方は遅れて到着され、もう一人の一般の方と演奏順のくじを引き、最後から2番目の演奏となりました。
大きな身体のクマさんみたいな、優しそうな男性でした。
私はお名前も存じませんでしたが、スペイン等で時々演奏会をされたり、芸術書の翻訳等をされているそうです。
演奏を聴くまでは、一般の方だと思っていました。
それほど、控えめで静かな方でした。
演奏時間も皆さんと同じく10分以内・・・・・
とても美しい音色にまずびっくりしました。もっと聴きたかったな~
曲はアルベニスの小品(すみません!不勉強で知りませんでした)
大きな身体に似合わず、とても繊細で美しい音色で、淡々と、でもしっとりと歌われて、素晴らしい演奏でした。
残念な事に、その前に何人かの方々があまり仕上がっていない状態で長時間演奏されました。
聴き疲れた方が何人か席を外していて、隣室の休憩室での談笑が耳障りでした。
でもご本人は全く不愉快そうな顔をなさらず、淡々と演奏されていらっしゃいました。
あとでお話を伺いましたら、「夜のガスパール」を弾く予定だったそうです。(聴きたい!)
でも急遽、地味であまり知られていないアルベニスの小品にされた様です。
ご本人は何も仰いませんが、くじ引きで最後なら「夜のガスパール」を演奏されたのではないかと思います
最後に演奏される方が萎縮してしまったり、皆さんが聴かなくなってしまわない様、ご本人が配慮されたのではないかと思います。
サロンの様な会場に、ピアニシモの美しいアルベニスの小品が、とても美しくしっとりと合っていました。素晴らしい演奏でした。
そして最後の方の演奏も、又生き生きと楽しいジャズ風のアレンジで(ご本人は失敗したと笑っていらっしゃいましたが)、練習会はとても楽しい雰囲気で締めくくられました。
大きな身体に似合わない(失礼!)とても繊細な優しい心遣いをされる方で、そのピアノもご本人と同じく、繊細で心優しい演奏でした。
この様な方にお会いできて、良かった~~
私もこんな風に、余計な自己主張を一切せず、周りの人に配慮できる様になりたい・・・・・と反省致しました。
とても楽しい収穫の多い一日でした。見学させて頂いてありがとうございました。