一番新しい生徒さんは、まだ左右1~4の指だけ、右はどからファまで、左はドからソまでです。
親指を超える様になると1オクターブ使えますが、あと一息ですね。
この方は大変真面目で私の注意を守って下さいます。只、まだ慣れませんからいくつもの事を言うと混乱してしまいます。
拍子がまだとれません。きちんと数える様に言うと全身をゆすって数えてしまいます。
お遊戯の様になってしまうのです。・・・・・・・・・早期解決を模索中のまさにその瞬間
着メロ・・・・(レッスン中は困りますよ
)「あぁ~~~川の流れの様~~に~~~」・・・・・なるほど、美空ひばりさんがお好きなのですね

閃きました。右手ド~ファまで、左手ド~ソまでで弾ける曲、ロシアの有名な「ボルガの舟歌」
すぐ特大の五線紙に、この曲らしく大きく譜面を書きます。臨時教材。
ちなみに高齢の方は目が悪い方が多いので、特大五線紙とマジックが重宝します
えいこ~ら~・・・・ドラレーーラーーーー・・・・・
有名な曲ですし、土着の労働の民謡ですから、すぐイメージが掴めます。
案の定・・・・・拍子をとる為に揺れていた身体が、でん!と落ち着いています。
ついでにどんどん歌って頂きました。この機会を逃すわけにはいきません。
カラオケで美空ひばりさんを歌っていらっしゃるのでしょう。堂々とノリノリ、生き生きしてます。
この日以来、このクセがぴたりとなおりました。
どんなに短くても、メロディを歌い雰囲気をそれなりに掴む・・・という事がピンときたそうです。
よくお話を伺うと、朗読が趣味だそうです。
「音楽は語りと同じなのですね。」・・・・・課題の練習曲が、音楽、物語・・・になってきた様です。
意外な展開でしたが以来とても順調で、数える事がなくなり身体にリズムがすんなり入りました。
拍子に振り回されていた注意が、指や音に注意が回る様になりました。
もう少ししたら、挿絵が可愛いと仰っていたトンプソン、やりましょうね。
あ~~~まだまだ私も未熟です。大人の生徒さんへのアプローチは様々です。
「先生もカラオケのレパートリーに、川の流れの様に、いかが?いいでしょう?」
あなたの上達の為なら、私は何でも致しますが・・・・それだけはお許し下さいね(笑)