ピアノ奏法の難しいテクニックの一つに、レガート奏法というのがあります。
音を滑らかに繋げて弾きます。
先日、小学校5年生の娘さんにピアノを習わせているというお父様にお会いしました。
お父様自身もピアノが大好きで、熱く色々なお話をして下さいました。
「今レガートを練習しているんです。毎週レッスンで言われてやってます」
「指を寝かせて弾き、次の鍵盤を押さえ、次の音をちゃんと聴いてから前の鍵盤を離すのですね」
他の先生を批判したくありません。でも本当にこの様な教え方をされているのでしょうか
前後の音が一緒に鳴る事はありません。
前の音の鍵盤は次の鍵盤を押さえた瞬間に離します。次の音を聴いてから離すのではありません。
繋がるだけで同時に鳴る事はありません。
こんな練習を続ければ、指の独立の妨げになり、脱力も出来なくなります。
余計な音が鳴る事を”うるさい”と感じなくなる感性を育ててしまいます。
たかがレガート奏法の間違いの一つ位・・・ではなく、全部狂ってしまいます。
生徒さんに先生が正しいか否かわかるはずはなく、言われたとおり一生懸命練習するでしょう。
やりきれません。
多数の生徒さんが、行き詰る頃に受験等を機にピアノをやめます。
大人の方には、弾きたい曲だけ弾ける様にすれば良い、というレッスンも多いです。
基本の大切さが、あまり問題にならないのです。
ならば楽しければ基本等うるさく言わないレッスンが良いかもしれません。
(でも言います。ごめんなさい。)