氷雪の門(感想の補足) | かけ流しのブログ

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日常の出来事を思うまま綴っています。舞台観劇の感想や時事問題に対する呟きが多いです。あと、一人カラオケにも行きます。

舞台の感想と言っても、うまく書けませんでした。本当は舞台上演中につき内容については書かないほうがいいのですが、これは史実なのでネットで調べれば出てきてしまいます。

 

何でもこのお話は長い間世間に知らされることもなく秘密裏に処理されてきたとか・・。お国のために身を挺して頑張った乙女たちが報われないのでは、御霊が浮かばれません。

 

戦後何十年もしてからやっと評価され、世間に報じられ、現在では人々に伝えられるようになったとのこと。今回の舞台では実に細かいところまで伝えられていました。

 

旧ソ連が攻めてきたので、船3隻に分かれて本土に疎開するとき、何者かの潜水艦に撃墜され2隻が海に沈められたとのこと。避難しても、運の悪い人は死んでしまったのですね。

 

電話交換手は12人残っていて、自決したのは9人でした。そう、3人は助かったということです。歴史上も同じ結果なのかもしれませんが、青酸カリが3人分不足して、死ぬに死ねなかったようです。

 

生き残った3人は、その後どんな人生を送ったのでしょうかね?結局、旧ソ連兵は2階の交換室までは上がってこなかったってことでしょう。運もよかったのでしょうね?

 

そもそも、電話交換手が全員死んだわけではなく、本土に帰らないで島に残った12人中9人が自決したのです。船で避難しようとした人は婦女子と子供ということでしたので、他の交換手も死んだ方がいたかもしれません?

 

やっぱり独身女性は生き残ってほしかった。生き延びなければいけなかった。独身女性は結婚して子供を産むことが大事な仕事でしたからね。舞台を観終わって、やはり重い気持ちになりました。

 

演技とはいえ、死んで行く役や死を決意するシーンなどはできればやりたくないと思いますが、女優さんたちはよく頑張っていると思いました。私なら、辛くて演じられないかもしれません?

 

終演後は、とても重たい気持ちだったし、目からは涙、鼻からは鼻水が出てティッシュで拭いながら駅に向かいました。他の観客はあまり涙ぐんでいる風はなかったように見えました。自分だけか・・?

 

数年前、はじめてひめゆりの舞台を観た時はショックを受けましたが、今回はその時を上回る衝撃だったように思います。一人の命には、その家族や周りの方々との深いつながりがあります。

 

今回は、特にそれを強く感じました。私個人的は、両親や兄弟に対する深い愛情は今では持てないのが残念ではあります。普通は親族は自分の人生に深くかかわっていますからね。

 

ミュージカルではなく、ストレートプレイというようですが、舞台の規模に関係なく素晴らしい作品・舞台だったと思いました。瞳ちゃんの島野やす子役も、とてもよかったです。

 

結局、うまくまとめることは出来ませんでした。(笑)

 

 

家に仏壇ある?

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