同じ白でも、パールホワイトとホワイトは全然違う! | 中古車が得意な福井の車屋のブログ
2019年02月01日

同じ白でも、パールホワイトとホワイトは全然違う!

テーマ:ブログ

くるま選びで、お客様が

こだわるポイントに

ボディーカラーがありますが

 

中古車の色で人気なのが

黒系に続いて、白系の色となります

 

例えば、中古で

白色のプリウスを探して!

と言われた時に、

必ず!確認が必要な事があって

 

白色には、大きく分けると

ホワイト と パールホワイト

という色があります

(左がホワイト、右がホワイトパール)

写真では、同じ白に見える

色でも、全く違う色で

 

ホワイトは、極端にいうと

トラックなどに塗られている色で

白色のペイントを一回だけ塗った

ものが、ホワイトです

 

ホワイトパール

別名3コートパールと呼ばれ

塗装の色の膜が3層あります

(1層目)

ホワイトの塗装

(2層目)

真珠のような粉を混ぜた塗料を

ホワイトの上に塗装

(3層目)

輝きと塗膜の保護の為の

クリアーという

透明の塗料を最後に塗装

します

ホワイトパールが新車時に

高い理由はこのような理由です

 

写真のように見る角度で

色々な色に輝くのも

ホワイトパールの特徴です

 

中古市場でも黒の次に人気が

高いのですが

車によっては、ホワイトとは

価格にかなりの差がでます

 

20mも離れてみたら

ホワイトもホワイトパールも

あまり区別がつかないので

「ホワイトでいいや!」

となりがちですが

 

ホワイトは先ほどの

クリアー塗装がされていない為

色の塗膜が露出しており

色が退色しやすく

水垢がつくと取れなくなります

 

古い白色の車を洗車すると

塗装が取れて、車の周りの水たまりが

白くなる程です

 

 

 

クリアー層をイメージしやすいのは

色の上にサランラップの様な膜が

塗装されていると思って

頂いて良いと思います

 

色の綺麗さの差よりも

クリアー層があるのと無いのとでは

汚れの落ちやすさ

艶の落ちやすさ

傷の付きにくさ

などの面で大きく変わってきます

 

ホワイトの汚れは

洗車機などでは取れない事が多く

洗車しても綺麗にならない為

綺麗に乗りたいなら本格的な手洗い

洗車が必要となります

中には、ホワイトもその上に

クリヤーが塗装されている車種も

ありますが

高い車は、ホワイトの設定がなく

白はホワイトパールだけので

場合もあります

 

 

パールホワイトとホワイトの違いを

知らずに購入してしまったり

安いからといって安易に購入すると

後悔するかもしれません

 

ホワイトパールは

塗装層が多いうえに、色も高いので

修理が割高になるという

デメリットもありますが

 

私が、商用車以外で

ホワイトの車を販売する事は

ほとんどありません

車の艶というのは、

車を輝いてみえるのです

ベッピンさんに見えるのです

 

 

ワックスを塗ると一時的に輝いて

みえるのはそのためです

ワックスも、塗装の上に透明の層を

作って輝きを増すのです

 

 

 

艶がなくなると、一気に持ち主の

愛着が減るのです

人間は、本能的に輝いている

ものに興味を持ちます

愛着が減ると、メンテナンスも

疎かになり、車が傷み始めます

 

せっかく、当社で販売した車です

ので大切に長く乗ってほしいので

私は、できるだけホワイトパールを

お勧めする事にしています

 

予算の都合でホワイトを販売

する場合は、ガラスコートなどを

施工して少しでも艶が落ちない

ようにしてお渡ししています

 

手塩にかけて、ピカピカにして

嫁に出した車が、メンテで里帰り

した来た時に、大事にされずに

シミだらけで帰ってくると正直

ショックですからね

 

白系の車を考えている方は

車選びの参考にしてください