ランポッラの思い出 サンマルコ 2013 | およぴのちょっと贅沢な日記

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ちょっと贅沢な食事しかしません。ラーメン屋とか出てきません。

ちょっと贅沢なワインしか飲みません。ニューワールドワインとかほとんど出てきません。

ちょっと贅沢なお取り寄せしかしません。安いよりうまいか?が問題です。

ちょっと贅沢な旅行しかしません。

自宅近くのイタリアンにて、持ち込まさせていただきました。

2013年はトスカーナの当たり年。10年経ってどうか?と開けてみました。

抜栓して、グラス周辺1mが芳しい香りに包まれる。

華やかです!洗練されています。安定の美味しさ。

でも、まだいろんな要素がそれぞれ主張しあっていて、完成された一体感は出ていないように思える。

個人的にはあと10年熟成させたい。

 

20年ほど前、今はなきリストランテヒロドゥーエで、1991年くらいのサンマルコを飲んでランポッラという作り手を知りました。

以後、キャンティから、サンマルコ、ヴィーニャダルチェオを買っていました。

 

それから10年余り、イタリア旅行の際ワイナリーを訪ねてみました。(4、5月頃)

葡萄畑には度肝を抜かれました。

ブドウの木が隠れるほど、一面ハーブなどの花が咲き誇って、?

 

マダム曰く、こうやってハーブを自由に咲かせることによって、畑に不足するミネラルなどを補うのだそう。

毎年、蒔くハーブは変えているそうです。

実際の葡萄畑を見ることで、農薬、化学肥料を使っていないと思いました。

ちなみに土を踏んだ感じはふかふかです。

南向きのなだらかな丘陵のハーブなどを刈り取った後の整理された葡萄畑

刈り取ったハーブそのものを肥料にしているのだそう。

 

標高の高い丘陵にあるワイナリーは涼しげな乾燥した風が静かに流れていて、朝晩の寒暖差もあって、ブドウ栽培のファクターが揃っています。

試飲は外の風を感じながら。

珍しい白ワインは、ブドウの出来によってドライから甘口まで毎年変わるそうです。

 

昔サンマルコを飲んだ話を伝えると、

キャンティ、サンマルコに加えて、ヴィーニャダルチェオまで開けてくれました。

 

醸造は、サンジョベーゼは大樽で発酵させできるだけブドウ本来の持つポテンシャルを活かしたワインにしているそうです。

 

試験的にテラコッタも使っているとも説明されていましたが、それが今LIUというメルロー100%のワインとしてリリースされています。当時そのセパージュだったかはわかりませんが、長期熟成のワインだと言っていました。

 

ランポッラのワインは、比較的マイナーで知らない方が多いのですが、ぜひキャンティクラシコを試してください。

そのポテンシャルから、コスパ最高のワインだとすぐに分かっていただけると思います。