瑠璃色が好きです。 | 019|まる・いち・きゅう

019|まる・いち・きゅう

丸い地球をまわりながら考えていることの記録


瑠璃色が好きです。

毎日が「よかった探し」

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小さい頃、家には「犬棒かるた」というものがあり、父と母と、少し経ってからは弟と何度も何度も遊んだ。今でも空で言える。「る」の読み札は「瑠璃(るり)も
璃(はり)も照らせば光る」。「るりもはりも」というところのコロコロした響きが好きだった。瑠璃とはなんのことかわからなかったけれど、瑠璃というものは綺麗なものなのだろうと思った。

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小学校高学年だったか中学生だったか、『なんて素敵にジャパネスク』という
氷室冴子の少女小説にはまった。平安時代の宮廷貴族社会を舞台にしたこの小説の主人公の名前が瑠璃姫だった。シンデレラみたいなお姫様ではなく、平安時代のお姫様になりたいと切実に願ったのもこの頃。恋文と夜這いになんともいえぬロマンスを感じた(笑)

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そして今日、こんな記述と出会った。

"人類ではじめて宇宙飛行を行ったユーリ・ガガーリンが、帰還後の感想で「地球は青かった」と述べたのはこの瑠璃色のことです。瑠璃色は3400年前に栄えた古代エジプトで、既に宝飾品として使われており、シルクロードを渡って日本に伝わってきました。「瑠璃」とは玉の色という意味で、主にガラス製品として伝えられました。ヨーロッパでは海を越えてきた色、という意味で、ウルトラマリンとも呼ばれます。" (『瑠璃色』by JFS)

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やっぱり瑠璃色が好きです。