「地球の上に生きる2009」DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展 | 019|まる・いち・きゅう

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丸い地球をまわりながら考えていることの記録

ずっと行きたかった写真展があった。
昨日仕事のあと、友達と新宿で夕食を食べることになっていたので、
こんなチャンスはないと写真展も見てきた。

「地球の上に生きる2009」DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展

DAYS JAPANというのはフォトジャーナリズム月刊誌。
別に私は定期購読をしているわけではないのですが、
好きで、事務所にあるのをたまに手にとって見たりします

DAYS JAPANとは

9・11 事件の後、人々の間でメディア不信が広がりました。
私たちが知らなければならなかった情報の多くが、私たちの元には届きませんでした。
メディアの流した情報が、戦争への道を促した場合もありました。
時代は危険な方向に突き進みました。
メディアを私たちの手に取り戻したい。
そのような思いで、次のような雑誌の発刊を考えました。
■「人間の命と尊厳」「自然の環境」を守る雑誌。
■「権力の監視」というジャーナリズム本来の役割を担う雑誌。
■「差別、抑圧、飢餓、男性の女性に対する暴力」などに取り組む雑誌。
■フォトジャーナリズムを中心にした雑誌。
■世界の最高水準のドキュメンタリー写真を掲載する雑誌。


(http://www.daysjapan.net/about/index.html)


とはいったって写真では伝えられないことがあるっていう人はいる。
私もとてつもなく美しいものを見たとき、感動したとき、
これは写真では伝えられないと感じる。

でも、プロが情熱と思いと、使命感を持って撮った写真からは、
伝わってくるものがあると思う。
知らない世界を知ることができる。

メディアは信頼できないという人がいる。
確かにそうだ。
誰も、自分の目の前の写真のフレームのすぐ外で、
何が起きているかなどわからない。

でもそれは、逆にいえば、
写真家と写真が信頼を得たとき、
それはとても大きな影響力をもつということでもある気がする。

本誌は、読者に「楽しみ」をもたらす雑誌ではありません。時には見るのもつらい状況を伝える雑誌です。しかし絶対に目をそらしてはいけないことがあり、私たちはそれを伝えることでこの時代と状況を皆さまと共有し、出口をさぐりたいと思います。
(http://www.daysjapan.net/index.html)

こんな使命をもった、写真家たちを私は応援したいと思ったし、
彼らにもっともっとたくさんのことを教えてほしいと思う。

昨日だけでたくさんの新しいことを知った。

新宿中央公園に並ぶ派遣切りされた労働者たち。
12月。私はこんな近くで起きていたことなのになぜ知らなかったのだろう。
いや、新聞やニュースで見ていたでしょう?
なんで向き合わなかったんだろう?
自分にできることがないと思ったから?
自分に関係ないと思ったから??

シエラレオネで抵抗できないようにと手首から先を切断された子供たち。
誰か教えてください。
なんで、人が人を傷つける権利があるのですか?
誰か、私に納得できるような「戦争をする理由」を教えてください・・・

インドではやりの代理母出産
誰もが幸せになりたいと思っている。
温かい家族を築きたいと思っている人たちがたくさんいる。
それを手にする手段が代理母出産であったとき、
それを手にする手段がお金であったとき、
やっぱりそれでもその幸せを手に入れてしまいたいと思うのかな。
代理母出産の是非は私にはわからない。
幸せを追求する権利について考えた。


未知の世界への扉を開いてくれた。
考える機会を与えてくれた。
写真の力に感動した。

この写真展は5月の19日までやっています。
コニカミノルタプラザで毎日10:30から19:00まで

〒160-0022
東京都新宿区新宿3-26-11
新宿高野ビル4F
JR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)