以前のエントリでは VTK 5.4.2 を Mac OSX Snow Leopard で Qt 用 widget である QVTK を込みこんでコンパイルする方法を記した.

しかし,VTK 5.6.0 は,以前のエントリ に記したオプションではうまくいかないようだ.

以下のオプションを使うと良い,ということを共同研究者の T.A. さんにご指摘頂いた.
一連の作業も一緒にメモしておく.

$ tar zxvf vtk-5.6.0.tar.gz
$ cd VTK
$ mkdir build
$ cd build
$ cmake -DCMAKE_C_FLAGS="-m32 -arch i386" \
-DCMAKE_CXX_FLAGS="-m32 -arch i386" \
-DVTK_USE_64BIT_IDS:BOOL=OFF \
-DVTK_USE_TK:BOOL=OFF \
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX:PATH=/opt \
-DBUILD_SHARED_LIBS:BOOL=ON \
-DVTK_USE_QT:BOOL=ON \
-DDESIRED_QT_VERSION:STRING=4 \
-DVTK_WRAP_PYTHON:BOOL=ON \
-DVTK_USE_CARBON:BOOL=ON \
-DVTK_USE_COCOA:BOOL=OFF ..

この後は,いつも通り
$ make
$ sudo make install


VTK 5.4.2 との違いは VTK_USE_QVTK や VTK_USE_GUISUPPORT の代わりに DVTK_USE_QT:BOOL=ON を使っているところである.






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