以前の記事で VTK を QVTK 込みでコンパイルする方法をメモした.
OS は Mac OSX Leopard (10.5) だった.

Snow Leopard (10.6) ではそのときのコンパイルオプションではうまくコンパイルできないようだ.
以下に Snow Leopard でのコンパイル方法をメモしておく.

vtk-5.4.2.tar.gz を展開すると
$ tar zxvf vtk-5.4.2.tar.gz
VTK というディレクトリができる.この中に入り
$ cd VTK
作業ディレクトリを作成する.
$ mkdir build
$ cd build
とし,cmake を実行して Makefile を作る.
$ cmake -DCMAKE_C_FLAGS="-m32 -arch i386" \
-DCMAKE_CXX_FLAGS="-m32 -arch i386" \
-DVTK_USE_64BIT_IDS:BOOL=OFF \
-DVTK_USE_TK:BOOL=OFF \
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX:PATH=/opt \
-DBUILD_SHARED_LIBS:BOOL=ON \
-DVTK_USE_GUISUPPORT:BOOL=ON \
-DVTK_USE_QVTK:BOOL=ON \
-DDESIRED_QT_VERSION:STRING=4 \
-DVTK_WRAP_PYTHON:BOOL=ON \
-DVTK_USE_CARBON:BOOL=ON \
-DVTK_USE_COCOA:BOOL=OFF ..

そして make コンパイルしてインストールして
$ make
$ sudo make install

終了.

cmake のオプションとして,Mac OSX 10.5 へのインストールでは必要なかった
-DCMAKE_C_FLAGS="-m32 -arch i386" \
-DCMAKE_CXX_FLAGS="-m32 -arch i386" \
-DVTK_USE_64BIT_IDS:BOOL=OFF \
-DVTK_USE_TK:BOOL=OFF \
を付け加えた.
必要のない物も混じっているかもしれないが,とりあえず,これでコンパイルは通ったのでOKとしておく.
"-m32" とか -DVTK_USE_64BIT_IDS:BOOL=OFF は必要ないかもしれない(これをオプションから削除してコンパイルが通るかどうかの確認はしていない).





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