明日は朝ゆっくりできる日!嬉しくて、Netflixを深夜になっても見ていました。
ほぼフルダッシュの散歩をして頂いたロメさんは、早く私とベッドに行きたそうにラグに寝そべっていました。
そろそろ寝るかな、とテレビを消した時に気づきました。
ロメがいない。
こういう時不貞腐れて、長いキッチンマットと闘ってぐちゃぐちゃにしている事がよくあるので、のぞいてみましたがマットはそのまま。
ロメが慌ててこちらに出てきました。
怪しい。
よく観察するまでもなく大変な事に気づきました。
さっき明日の晩御飯用に作って、粗熱を取るまで冷蔵庫に入れずにいたハンバーグがラップを剥がされて食べられていたのです!
普通のハンバーグでも玉ねぎが入っていて犬には絶対ダメですが、このハンバーグはごぼうと長ネギのハンバーグで長ネギが大量。
そしてうちのハンバーグはひき肉を700g以上使ったビッグサイズ。
5つ作ったうち、2個が消え3つ目も齧りかけでした。
全身から血の気がひきました。
即検索。
体格にもよるようですが、1キロにつき10g食べたらまずいらしい。ロメは5.8キロ。ネギをどのくらい入れたかなんてわからない・・
ニラだの家にあった野菜を計ってイメージすると、58グラム食べていてもおかしくない!
この時、時間は3時過ぎ。
以前から何かあった時には行こうと思っていた深夜救急をやっている芝大門の動物病院に即電話しました。
動物OKのタクシー会社もチェックしてあったのですが、かけると寝ぼけた声のおじさんが「出払ってて・・」。
もうバッグに入れるから乗せてくれと交渉するしかない!と、我が家で一番大きなバッグを準備し、部屋着すっぴんからとりあえずパーカーをひっかけ、必要なものをつっこみ、玄関を出るまで、誤食から多分10分かかってませんでした。
ロメを抱いたまま、家の前に来たタクシーをとめて「バッグから出しませんから乗せてください!お願いします!」
乗せてくれたはいいものの、このタクシーが新人さんなのか、今まで乗ったタクシーの中で一番遅い!気が急いているからではなく、周りからもどんどん抜かされて、自転車飛ばした方が早かったのでは、というレベル。
ジリジリしながら到着し、病院のあかりを見た時の気持ちといったら・・
まずは問診票を書かなくてはいけないそうで、震えそうになる手で汚い字でとにかく埋めました。
ようやく診察室に入ると
「食べてから1時間経ってないので、腸にはいってないはず。吐かせる処置をする。ただ、この処置で痙攣発作を起こすこともある」
またもや震えましたが、あの分量の長ネギを食べたら他に選択肢は多分ない。ロメを託してお任せしました。
診察室の中からはロメがえずく音。
かわいそうなのと、とにかくここまで辿り着いたことで、深夜の待合室で1人しくしくしく・・
大昔、ロメをお迎えしてすぐに足を折ってしまって、その時もパニックになって深夜に病院に向かったことを思い出しました。
あの時も今回も車の中で本当にいい子だった。
普段人の食べ物に手を出したりしないのに、しかもラップまでしてあったのにどうして。
いや、それよりも、ロメが立って手を伸ばせば届くような場所にどうして置いてしまったんだろう。
頭がぐるぐるしました。
1時間くらいは待ったでしょうか。呼ばれて吐いたものを見せられました。
確かに2つ分のハンバーグくらいのかなり原型をとどめている状態でした。
朝まで待たずに来てよかった、本当にそう思いました。
点滴もしてもらい回復したロメは帰りのタクシーを見つけるまでの都会の夜散歩にはしゃいでいました。
それを見てまた涙涙。
帰宅後、まだ体に残っているものを吸着する効果があるという、カプセルに入った炭粉末のようなものをなんと10個も飲ませなくてはいけなかったのですが、カプセルから出した粉末を直接口に放り込むと、時たまむせながらも10個全て続け様に飲んでくれました。
この時点で朝6時過ぎ。
疲れた・・。
ちなみに夜間救急料金含め、動物病院のお会計は55000円でした。タクシー代入れると6万。
震えますね。自分のことなら朝まで様子を見てたに違いない。
ロメさん、私、働くよ!