帰省といっても、私の場合は横浜の外れなので楽なもんです。
地方にお子さんを連れて帰省される方は、経済も体力も大変ですよねえ。

今年は三が日は都合がつかなかったので、今日一日だけの里帰りしてきました。
ロメさんを連れて行きましたよ!
昔、スピッツを飼っていたという母は、スピッツ寄りのポメラニアン・ロメさんにメロメロに。

これがまたね!ロメさん、抱っこされるとニコーッと笑って母の顔をぺろりと舐めたり、台所に行く母を追っていって一緒に扉の中を覗き込んだり、いい仕事をするのですよ(笑)

「うちの子になる?」
「今日泊まって行く?」
「こんないい子見た事ない」
「毛並みが本当に綺麗。色もいい」
「目が大きくて可愛い」

と完全に虜となっておりました。

ロメはロメで、初めて入るよそのおうちにそれなりに緊張していたようで、帰宅したらネムネムになっておりました。



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ロメを見て思い出したという犬エピソードを母から聞いて、ハアァーとやるせない気持ちになりました。


母が若い時に実家で飼っていたスピッツ。
昼は庭に繋がれていたが、夜は放し飼いにされていたそうです。(現代の都会ではちょっと考えられませんが、当時の田舎では普通だったらしい・・)


ある日、母は他県のかなり遠いところまで外出をしました。
帰りは夜遅くなり、急いで家に向かっていたところ、
ものすごく遠くから飼い犬スピッツが母めがけて嬉しそうに走ってきたそう。

が、その日は雨。
母は遠方への外出だったのでよそいきの綺麗な格好をしていました。
泥だらけの犬に抱きつかれて洋服が汚れるのを避けるため、とっても嬉しかったのに抱きしめてやらず、体をよけてしまったんですって。

そのあと数日してそのスピッツは病気で亡くなってしまいました・・
(なんであの時抱きしめてやらなかったんだろう)と母は悔やんだそうです。


いやー、これ、仕方ないですよね・・
でも、母の悔やんでも悔やみきれない気持ちもよーーーくわかる。
つらいなあ。
どう最後を迎えたとしても(ああしてやればよかった、こうしなければよかった)と思ってしまうに違いないんですよね。

母は、お友達の飼っていた犬の最後の話もしていました。

ずっと具合が悪かったお友達のワンちゃん。
でもお友達は仕事が休めず、毎日心配しながら出勤していたそう。
ある日、お友達が帰宅したら、具合の悪かったはずのワンちゃんがお友達めがけてダッシュで抱きついてきて・・その腕の中で亡くなったんですって。

呑気な昼下がりの、お雑煮食べながらの話だったのにあやうく号泣しかけました。

ロメとの時間を大事にしよう。ロメ、長生きしてねえ!
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 一昨年のクリスマスのロメと私。ロメ、小さい!