3月21日(水)諏訪地方は雪が。
そんな中、不登校を考える県民の会の仲間と
おぎ・もぎ・あべ鼎談「信州の学びを考える懇談会」
に行ってきました!!
雪だから・・・と思って冬支度で行ったのに
長野市は雪がない!!
でも寒~い。
早く着いたので、早めに並んで、
尾木ママと茂木さんの著書購入。
サインの権利もゲット!
まずは、高校生の「2018 信州総文化祭」のPRを見て、
講師のみなさん登壇。
阿部知事、尾木直樹さん、茂木健一郎さん。
どんな話になるのかワクワク。
尾木ママは、さっそくママっぽい感じ。
茂木さんは、飾らない感じでおもしろ~い。
まずは、長野県の教育について。
私が個人的に気になった言葉を紹介します。
学びって?
今の教育制度ではできないけれど、
子どもたちの、体験からの学びを追求することを
もっと個々に支援するべき。
本来学校は、学びの方法を教えるのが役割であったはず。
思春期の中学、高校が分断されているのはよくない。
中高6年はセットにするべき。
合う学校を選ぶことができるといい。
などなど、海外の教育事情も交えながら、
日本の教育や教科書の遅れを指摘。
高学歴とか、有名校に入るための学習では、
これからの時代に日本はついていかれない。
「幸せって?」っていうことを考えながら
学びを考える。
今の子どもが夢中になっていること
(ゲームやYouTubeとか)を見れば、
そういった要素が今の学校にはない。
子どもたちは進んでいる。
世界が注目しているものに追いついている。
今の日本の教育が全然追いついていない。
気づいている人は考えている。
新しい生き方。
AIがどんどん発展していき、
人間の働き方や生き方が変わってくる時代は
すぐそこなのに、その時代を生きるはずの
子どもたちの教育が合ってない。
まちづくりなんかも、子どもの声を聴いた方がいい。
子ども参加のまちづくりとか
子どもを主役に。
いろいろな学校を見てきて、
イキイキとしている子どもたちは
進学校ではなく、専門学校にいる。
学校と地域を結んで、
さまざまなアイデアが高校生の中から出てきている。
探求する学びをどんどん取り入れる。
文科省は子ども省にしたらいい。
ひとりひとりの個性に合わせた教育が必要。
少人数とか個別とか。
発達障がいなどのコミュニケーションが苦手な子どもも、
集中して探求することが得意な子もいる。
今の学校では、そういったことが認められないから、
日本はどんどん遅れていく。
世界の教育はそういった流れになっている。
いい学校に行くための学習で、試験で計れるものではなく、
人間性を計っていかないと。
将棋の藤井壮太さんのことや、
海外の教育事情、フィンランドのことも交えながら、
お話しは進んでいきます。
海外では小さいうちから自己決定させる教育をしている。
たとえ、間違ってしまっても
体験から自分で学ぶことができる。
阿部知事が、長野県の教育も
新しい学校ややまほいくなど、
体験型の学びを推進する動きがあることを語り、
この長野県から発信する、教育の動きが
日本を変えるといいね。
と、尾木ママも茂木さんも期待の声。
茂木さんが、
日本はいま、明治維新くらいの変換期を迎えている。
と、話し、薩摩ではなく、今回は信州から。
と、話したとき、阿部知事の顔が、
どことなく、嬉しそうな、「やってやるぞ」みたいに
見えたのは、私だけかしら。
そして、話は大人の学びについても。
大人の学びは、経験がジャマになったり、活きたりする。
自分が不安になるくらいの新しいことを。
大人は経験があるからこそ、
不安になったり、できないと決めつけたりする。
そういったことをフォローする
大人の安全基地を作ることが大事。
いくつになっても学ぶことができる環境が必要。
80代でアプリを開発した若宮さんのことを例に、
できないと決めつけているのは、
自分たちの思い込み。
いくつになっても学ぶことはできる。と話す。
そんな話の中で、
尾木ママは大学進学100%というフィンランドでは、
高校卒業の資格さえあれば、
何年間が空いても無料で大学に行ける。
高校卒業したらすぐに大学を決めるなんていう、
日本の現状はおかしいと。
茂木さんは、走って高校生のところから、
ひとりの男子を連れてきて、
今夢中になっているものは何?と聞く。
子どもに聴くのが一番。
みんな、子どもに聴いたらいい。
と話す。
尾木ママも、茂木さんも、
本当に面白く教育を語り、
会場はたびたび笑いが。
今の教育の課題を変える何かが起こりそうな、
そんな熱い語り合いでした。
私は茂木さん側の最前列に
チビと二人で座っていたのですが、
茂木さんが何やら書いているのを
メモしてるのかな~って思ったら、
最後に落書きしていたことを告白(笑)
茂木さんのTwitterはこちら
↓
https://twitter.com/kenichiromogi?lang=ja
何やら、アインシュタインダイアグラムと
龍鳥図を落書きしてたとか(笑)
茂木さんっておもしろい!
尾木ママも、講演のあとに
ブログを更新していました。
尾木ママのブログはこちら
↓
尾木ママは最後に、
子どもの声をしっかり聴いてください。
と言っていました。
子どもたちを取り巻く、
いじめや不登校のことも
とっても心配しています。
一緒に行った仲間が尾木ママに
「長野県の不登校対策にお力を貸してください」
ってサイン中に声をかけると、
長野県の不登校支援については
とても心配している。と言っていました。
とっても気になります。
詳しく聞いてみたいです。
今から8年前の
不登校を考える県民のつどい第1回に
尾木ママに講演してもらいました。
サインのついでに、その話をして、
再来年は記念すべき第10回!
またぜひ、来ていただきたいです!
と言うと、まんざらでもない笑顔。
よし!さっそく情熱を込めたお手紙を送らないと~。
長野県の不登校対策の心配についても聞いちゃおっと。
一緒に行った仲間の感想
茂木さんも仰っていましたが、
新しい教育について、教育から学びへという内容の話しを
ボス(あべ知事)が一緒に話しに参加することって、
素敵なことです。
私たち県民にとっては教育改革の期待が膨らみます。
参加者の中に教育現場で頑張っている先生方が
どのくらいいたか分かりませんが、
苦しむ子どもたちが少しでも楽になるように、
学ぶ意欲が損なわれないような学校作りが
できるといいですね。
最後に、信州総文化祭のマスコット
なび助と記念撮影。
高校生も頑張っています。
信州総文化祭のHPはこちら
↓
http://shinshu-soubunsai2018.jp/
・・・・・以上、長くなりましたが、
きむらの独りよがり報告でした。
話しが前後するところや、
抜けてるところもあるけど勘弁してね。
とにかく楽しい会でした。
知ってる顔が何人か来てたのも嬉しかった。
諏訪地方に帰ってくると、
雪が積もっていました。
寒いですね~~~。
活動案内
親の会情報
平日くらぶ・土曜くらぶ
イベント情報
コラム
情報誌
相談窓口情報
お問い合わせ