ぴゅあ的な日常13 | 「ぴゅあ」

「ぴゅあ」

のんびりさん、ハイパーアクティブさん、こだわりさんなど(発達障害と呼ぶ人もいる)
個性的でピュアな天使を育てています。

ぴゅあっ子の子育ての中で感じたこと、出来事を、ゆる~く書いていく"ぴゅあ的な日常"

 

今回は、経験値です。

 

アスペっ子の息子とショッピングモールへお出掛け。

暇そうにしていたので、

「暇なら1Fの食料品売り場でアイスを2コ買って来て。」

と、お願いしたら、喜んで行ってくれました。

 

私は飲む感じのアイス、息子はカップアイス。

 

戻ってきて、アイスを渡しながらこう言った。

「スプーンって、言わないともらえないんだね。」

と、カップアイスを見せてきた。

 

母 「そうだね、自分で勝手に持って行ける店もあるし、言わないともらえない店もあるね。」

息子「そうなんだよ、袋に詰める台にあると思ったら無かったんだよ~。」

母 「じゃあ、もらって来ないと食べれないね。もらっておいでよ。」

息子「うん、分かった。」

 

 

。。。。。?? 今、アイスを手に持っていた様な、、、、(・_・;)

おいおい、万引きに間違えられないかな?

パニック起こして大暴れしないかな?

まぁ、そんときゃアナウンスで呼び出される覚悟だ!!

 

 

そしたら焦って戻ってきた。(まずは、ホっ)

 

息子「レシート頂戴、早く!早く!!とにかく早く!!」

 

しかしもうパニック状態。

 

母 「なんて言われたの?」

息子「なんでもいいから早く!!」

母 「待って落ち着いて。アイスを見せたのね?で、スプーンをお願いしたのね?」

息子「そうだよ。そしたらレシート見せてって。」

母 「でも、スプーンもらってるよね?」

息子「あなたの良心を信じます。って、くれたんだ! だから、見せに行かなくちゃ、、、。」

(話をして少し落ち着いたようなので、、、)

母 「分かったよ、見せておいで。」

 

戻った顔は、ホッとしていました。

が、アイスはもうドロドロ、、、。゚(T^T)゚。

 

どうもわざわざアイスを見せたのは、アイスを購入した者のみが、もらう権利があるから見せなければならない と思ったようで。

 

ドロドロのアイスを食べながら話しました。

 

母 「実は購入しなくても、スプーンやお箸は購入時にレジで、もしくは支払いが終わってからでも、レジの人に「ください」と言えばもらえるのです。購入してないと、ちょっと言いにくいとは思うけどね。」

息子「えー!買ってなくても!?」

母 「はい、大丈夫です。アイス1コで2本くださいも大丈夫です。10本下さい、、、は、ちょっとどうかとは思うけど。」

息子「へ~。」

母 「今回は買ったんだから、もう堂々と ください でOKです。」

  ①「まずは、購入時に ください と言う。」

  ②「袋に詰める台まで来て思い出したら、すぐにレジの人に ください と言う。」

  ③「売り場から離れてから思い出したら、アイスをカバンに入れて、手ぶらでレジの人に ください と言う。」

  「これで、次回から大丈夫だね?」

息子「うん。」

 

スプーン事件、、、解決。(*^.^*)

 

 

人にどう思われるか、、、が、なかなか感じれなかったりする子達。

だから、人よりたくさんの失敗をします。

 

そして、自然に身に付く人達とは違い、しんどい思いを繰り返しながら、少しづつ経験値を上げていくしかないのです。

 

それでも、他(人)よりは低い階段を、他(人)よりも何回でも登り、同じ高さになるまで登っています。

登るペースは、他(人)よりは遅いかもしれないけれど。

 

周りは、何度もミスしてイラっとするでしょう。

それは当然、イラっとしますよ、人間ですもの。

 

イラっとしてから、思い出して下さい。

『そうだった、経験値を上げている最中なんだ。』

 

今回は、レジでスプーンをもらうという経験値を上げる事に成功した、息子なのでした。

頑張ったね、お疲れ様でしたーーー。v(^-^)v