新しい職場へ来て3ヶ月が経った。まぁまぁ慣れてきたと言える。しかし、まだ嫌いな人も、すごく合う人もいない。なんとなく印象から苦手だなぁ、いいかも、と思う人がいるのみである。

 

どの人間の集まりにも、嫌いな人や合う人がいるのだけれど、それがいないというのはその人の関する情報が少なすぎるからだと思う。大体、好きな人、嫌いな人が固定化されるまで今まで3年ぐらいかかっている感覚である。

 

これが過ぎれば固定化した印象は、嫌いな人を好きになったり、その反対はよほどのことがない限り覆らなそう。その人の情報がある程度集まっているから、例え相反する事があっても、そんなに揺るがない。

 

これが固定化して本当に合う人が出てくると、去り難い職場となってくる。来て1、2年目は「今度誰かの異動あるかも」という噂があった時に、ああ、自分でもいいやと思うけれど、3年目を過ぎると、自分だったら嫌だなぁ、という気が起こってくる。

 

職場などでは、一般的に長い期間そこにいる。なので毎日ゆっくりと周りの人がどんな人かという情報が蓄積されていく。日々の細かな仕草、こういった時にはこういった行動をするなど。これは相手方も自分を見ていると思う。

 

一旦合うかもと、距離を近づけて、やはりなんか合わない人で、もう少し距離が必要だったという時、困ってしまう。そういった人は普通の合うも合わないもない人のずっと下の気まずい人になってしまう。なので、結構自分が見た情報が必要かと思う。

 

この期間に、飲み会などのプライベートなものに参加すれば、もっと3年の時間を短縮できるとは思う。しかし、僕は業務時間外では、関わらないようにはしている。

 

ある意味、中途半端なこのニュートラル期間、相手のことを知っているような知らないような状態でプライベートで会うと、気まずいばかりである。それこそその気まずさを酒で散らすしかない。それに、一旦付き合いだしたり、あるグループに入ると、やっぱりちょっと違ったとなった時に、離れるのが難しくなってしまうかと思う。

 

なので、業務時間内の関わりだけが自分にはちょうどいい。

 

この合うか合わないか3年かかる、というのは分母によって変わってきそう。分母は、そこにいる年数。職場などは何年いるか分からないから3年であるが、これが留学期間の1年だったら、その時間は10分の1以下になると思う。

 

旅行中の共同部屋などで旅人同士が知り合うのが早いのも、この分母の時間がすこぶる短いので、ものすごい短い時間に意気投合したりするのだと思う。

 

いる時間の長さによって、自己開示や情報判断のスピードを人は勝手に調整しているのかな、と思う。これは相手も同じくらいの時間分母を考えている人の方が、そのリズムが合いやすいかも。

 

みんな1年いる中で、一人だけ1週間などだと、仲間意識も違うけれど、判断時間のスパンも違いそう。

 

ただ、この合う合わないがない状態が悪いか、というとそんな事もない。かなりフラットな感情で、一緒に宿泊勤務をやるチームを組む時も誰でもいいという感覚だ。

 

自分はかなり好き嫌いが激しいから、合う人と組む時は楽しみだだし、合わない人と組む時は気が重いとなる。このニュートラルな感情もなかなか快適だ。あまり感情が動かない。しかし、3年も経てば、この感情も無くなってしまうのは、ちょっと残念だ。その分、合う人も出てくるのだけれど。