「男女進化論」という本を読んでいたら、面白い考察があった。

 

概して、東洋人に比べて、白人の方が優れた容姿が多い。それはなぜか??という分析だ。

 

答えは、東洋は稲作文化である。稲作というのはたいへん手間のかかる作物だ。害虫はつくし、すぐに雑草は生える。だから、これの育成に忙しすぎて、容姿を磨く暇がない。

 

対して、狩猟、農耕のヨーロッパ人たち。牛などか勝手に生えている草などを、勝手に食べて育つ。だから、比較的暇である。その暇を何に使ったか、というと容姿を磨くことに使った。だから容姿がいいというのだ。

 

オーストラリアで、牧場を見ていると、なんだか「手を抜いてるなぁ」と感じた。牛は放し飼いにして、そこらの雑草を食べている。あとは水やえさを、ラジコン飛行機でばらまく。

 

日本の田圃を見ると大変そう、と思う。決まった時期に水を入れて、雑草を刈り取る。小さな苗をきれいに並べて植えて、、、などなど。

 

これに関しては、僕も思い当たる節がある。アジアは、食文化が豊富である。日本をはじめ、韓国、台湾、中国、タイ、ベトナム、数限りない。

 

これに対して、白人社会。イギリス、ドイツ、オランダ、北欧諸国、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、「大した料理がない」国で有名である。彼らは食事に向けるパワーや時間をどこに向けているんだろう、と思っていたところだった。

 

食事のおいしい国日本で育っているのは、幸せなことであるが、悪い点として、食事に手間をかけすぎているんじゃないか、と思う。妻も「食事は10分で終わるのに、用意に1時間以上かかる」とよくこぼしている。そこまでして、、、。そんな手間をかけるのもおかしいよなぁ、もっと簡単でいいのに。

 

これは稲作文化から来てるんじゃないかと思う。コメもできるまでに、時間がかかる。パンや芋とはわけが違う。「食は手を抜くべきじゃない。総菜やインスタントはダメ。ロクな子に育たない」という概念につながって、こんなに「わざと」手間がかかるようになってしまってるんじゃないか??

 

それは、日本の仕事の細かさにもいえるのかもしれない。ここまでする必要ある??ととこまでやってしまうのは、稲作から来てるのかもしれない。

 

対して、白人は「芋をふかせばいい。食べれればいい」ということなのかな??おいしさに手間をかけるよりは、もっと大事なことがある。昔であれば、容姿の改善、今は、そしてビジネスか。手際よく稼いで、だから週休3日とか3か月の長期休暇とかが可能なのかも。

 

僕は、食はどうでもいい、という方である。食べ物にかかわっているよりは、旅行していた方がいい、と思ってしまうのである。