このオンライン英会話は基本的に月単位の契約で、1日1回、やってもやらなくても定額料金だ。だから、やればやるほど、1回あたりが安くなる。だからケチの僕は毎日欠かさずやる。

 

1日に予約を入れると、その日が、その予約を中心に回るようになる。今日は15時からだから、その前に昼寝をしてだとか、19時からだから、そのあとに夕食か、などである。これが縛られていると感じるか、リズムができていいと感じるかだ。

 

1か月やってやめたあとは、ああ、今日は何もないから自由に使える~~などとも思うのだが、その感覚も3、4日も過ぎれば慣れてしまう。そうやって縛られるのも悪くはないか、とは思う。

 

講師についてだが、当然いい(人気のある)講師とそうでもない講師がいる。人気のある講師をとるためには、早めがいいか、というとそうでもないことがわかった。キャンセルで空きが出ることも多いし、人気になればずぐに(講師にとって)予約が埋まるので、それこそ直前に枠を出す。

 

だから、早めがいいとは限らない。もしかしたら、これはほかの商品にもあたるかもしれない。早め早めとあおってくるけれど、そうとも限らない。

 

1万分やったとて、ナントカ教室や講座は魔法の杖でもなんでもなく、劇的にうまくなった、なんて僕は少なくとも感じなかった。ただし、いろんな話がきけて、本当に良かったとは思っている。

 

まさに日常で話ができない種類、世界の人たちと話ができる、話が聞けるのは、素晴らしいと思う。

 

日常話ができない種類。それは、まずは住んでいる場所が遠く離れている。南アフリカや、カナダやコロンビアなどだ。離れていればその人たちは当然違ったものの見方をしている可能性が高い。

 

それに、違う生き方をしている。日本で職場にいれば、大体がとても似通った価値観の中で暮らしている。一生同じ会社にいて、結婚もすれば、家を買って、そうでなくても、近いところでお金と時間をまわしていく。

 

オンラインで会う人たちは、本当かどうかは別にして、世界を股にかける旅人、元探偵、大学教授、音楽家志望などなどだ。だから、へぇ、こんな生き方もあるんだ、とため息も出てしまうのである。それが、本の中でなく、本人から回りくどくなく聞けるのがとてもよかったと思う。

 

あまり僕は大勢で会うのがすきではなく、1対1でこんな話ができるのもいい点だと思った。