ちらっと見た数字で、衝撃を受けたものがあった。日本の未婚男性の平均寿命が67歳だという。えっ、そんなに短いの??男性の平均寿命が81歳だから、ずいぶん短い。67歳時点で半分が死んでしまっている状態だ。
ちなみに未婚女性のそれは81歳だという。離別男性の平均寿命も73歳でかなり短い。
67歳というと、あの貧富の差が激しくて、国がガタガタの南アフリカの平均寿命が64歳で、ずいぶん短いと思ったから、それに匹敵する。最貧国のネパールは70歳だ。かなり衝撃的だ。
女性が長生きなのは、うなづける。うちのおじいちゃんも40年前の僕が大学生の時に死んだが、おばあちゃんはいまだに生きている。40年1人で生きているのだ。かたや、男性は、奥さんが死んでしまったら、後を追うように死んでしまうケース結構ある。女性は強い。
僕は既婚ではあるけれど、いつ離別するかとか、今の時代ではわからないから、他人事でもないのである。
自分も不測の事故や病気で50や60にコロッといってしまうかも、とは思うけれど、だいたいは80歳ぐらいまでは生きるんだろうなぁ、年金大丈夫かなぁ、とおぼろげに思っていたのだが、違うかもしれない。
なんで、こんなに短いのか??ひとつは食生活の悪さがあるという。中年独身男性の1人の月当たりの外食費は、既婚男性1家族あたりの(一人ではない)倍額だという。それだけ、財布が豊かということもあるのだが、自炊が、そんなに健康なのだろうか??
僕は、仕事中の食事はお金がもったいないから、自炊をしている。しかし、これにしたって塩をいっぱいふりかけるし、好きなものしか作らない。だから偏る。外食より健康的だと思えない。
妻が作ったものだと、意図したものが食べれるわけじゃない。これがいいのかもしれない。
男性は弱い。仕事はいやだいやだと言いながら、仕事がないと、やることがなくてハリがなくなってしまうのか。職場にもいかなくなるから、強制的に話す場がなくなってしまう。
元同僚やら、学生時代の友人はいたとしても、地域に知り合いはいない男性は多い。僕もその一人だ。女性なら、子供つながりやらで数人はできようものだ。
友人はいいとしても、会うためには、約束を取って、電車に乗って数十分出かけることをしなくてはならない。地域の人ならすぐそこで、気が向いたときに数分の世間話でもいいのだ。これが違うのかもしれない。
昔々、群れ落ち葉族として、奥さんから濡れた落ち葉の様に離れない男性や、仕事を辞めたとたん、つながりが断ち切れて孤独に陥る男性が話題になったが、実際は今でも全く変わってないのかもしれない。これが、この未婚男性の平均寿命の短さに関わっているのかもしれない。
他の国は一体どうなっているんだろう??男性が弱いのは日本だけなのだろうか??そして、自由の代償とは??といろいろ考えてしまうのである。